2017年4月22日 (土)

南房総の春の海辺の風景


 久しぶりの房総半島、2日間の行程の南房総ドライブでした。天気は曇り空でしたが、雨も降らず暑くもなくいい小旅行になりました。今回は、桜も終わったので春の海を見ようということで、足の向くまま南房総の灯台や館山城跡などの海辺を巡ってきました。


 まず、館山市の城山公園に向かいました。この公園の高台に館山城が建っています。館山城は、かつて戦国時代の武将である房総里見氏が築城し居城としていましたが、後の改易に伴い廃城となり、破却されています。現在建つ天守は近年再建された模擬天守だそうです。




 館山城跡の高台へは急な坂道を登っていくことになります。この道沿いが季節の花々で美しく彩られていました。写真上から、ソメイヨシノやツツジ、鬱金桜(うこんざくら)、文目(あやめ)。


 城山公園の高台からは館山市街が一望できます。



 城山公園の近くに洲埼灯台(すのさきとうだい)が立っています。洲埼灯台は、三浦半島最南端の東端にある剱埼灯台(つるぎざきとうだい)と共に東京湾へ出入りする船舶の目印となっていて、両灯台とを結んだ線が東京湾の境界をなしています。灯台の丘から三浦半島や伊豆半島が眺望できます。



 2日目は房総白浜の野島埼灯台(のじまさきとうだい)を回ってきました。2009年11月以来の訪問になりました。野島埼灯台は、房総半島の最南端野島崎に立つ白亜の八角形をした大型灯台です。「日本の灯台50選」に選ばれていて、国の登録有形文化財にも登録されています。


 野島埼灯台周辺は、南房総国定公園に指定されていて、雄大な太平洋のパノラマが望めます。朝日と夕陽の両方が見える格好の眺望ポイントです。


 灯台入り口付近にトビウオのようなモニュメント(右)が建っています。かつて、源頼朝公、里見義実公がこの地で再起を願ったことから、21世紀に飛翔する願いを込めて作られたそうです。



 灯台周りの散策路沿いにいろんな花々を見かけました。写真上は日本各地の海岸に分布するハマエンドウ(浜豌豆;マメ科レンリソウ属)で、紫色の花を付けています。写真下は群生するハマダイコン(浜大根;アブラナ科ダイコン属)です。ハマダイコンは、ダイコンが野生化したもので海岸の砂地に生えます。

 今回は、久々に海辺のドライブを楽しんできました。
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2017年4月15日 (土)

ソメイヨシノの満開が過ぎ、徐々に新緑が広がる


 ソメイヨシノの満開から1週間経った4月中旬の小石川植物園の風景です。ソメイヨシノは満開が過ぎましたが、まだサトザクラ、ヤマザクラなどの他のいろんな桜の花が美しく咲き続けています。その一方で、イロハモミジなどの園内の木々から薄黄緑色の若葉が吹き出し、新緑の世界が徐々に広がってきました。


 入園して直進するとすぐ上り坂になります。正面にはソメイヨシノの大木の見事な眺望です。ソメイヨシノは満開が過ぎましたが、まだ5~6分程度咲き残っていました。


 古井戸近くのソメイヨシノの大木です。スケールの大きさに圧倒されます。


 依然として鮮やかな赤紫色に咲き続けているハナズオウ(花蘇芳;マメ科ハナズオウ属)。周りをよく見ると、サクラの花吹雪が舞っています。


 日本庭園近くの池の風景。池面には、サクラの花びらの花筏が浮かんでいます。


 ソメイヨシノ以外のサクラの花も数多く咲いていて、まだまだ「花見」を楽しむことができました。この清楚な感じのサクラは、日本の桜の野生種の一つのヤマザクラ(山桜)です。花が小ぶりで、赤みがかった若葉とともに開花します。


 美しい八重咲のヤエノオオシマザクラ。オオシマザクラ(大島桜)の八重種です。オオシマザクラも野生種のサクラの一つで、伊豆大島などに多く自生します。


 サトザクラの紫桜です。満天が薄紫色に覆われたような感じです。サトザクラは主に観賞用にオオシマザクラを基にしてヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラ、マメザクラなどを掛け合わされた園芸品種の総称。


 やはりサトザクラの長州緋桜(ちょうしゅうひざくら)。赤紫色の花があでやかです。長州緋桜は開花期間が非常に短いようで、この日はラッキーでした。明治時代に荒川堤から全国に広まったとのことで、長州との関係は不明。


 サトザクラの鬱金(うこん)。花弁に葉緑体をもち、淡い黄緑色の八重咲の花を付ける珍しいサクラです。鬱金の名は、ショウガ科のウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来します。


 サクラの近縁のホンカイドウ(本海棠;バラ科リンゴ属)。白い小さな花を静かに咲かせていました。年末頃には、サクランボの実に似た赤や黄の実を付けます。


 イロハモミジは新緑や紅葉が見事ですが、花も咲きます。新葉に交じって暗赤色の粒々が見えます。これがイロハモミジの花になります。


 新緑が園内全域に広がっています。小さな池の周辺に生えるシダレヤナギ(左)やラクウショウ(正面後方)なども新緑に覆われてきました。


 入り口付近のイチョウの大木も新緑になってきました。イチョウの木は街路樹にも多く使われていますので、都心も新緑がまぶしい季節になります。


 野の花の世界も賑やかになってきました。星形の白い大きなオオアマナ(大甘菜;ユリ科オオアマナ属)の花が多く咲き出してきました。黄色のタンポポ(蒲公英;キク科タンポポ属)の花やムラサキカタバミ(紫片喰;カタバミ科カタバミ属)の赤紫色の花も交じっています。


 ラショウモンカズラ(羅生門葛;シソ科ラショウモンカズラ属)。桜並木の近くの草むらに群生していました。かつて渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てこの名が付いたとのこと。


 これ以外にも多くの風景写真があります。
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2017年4月 9日 (日)

小石川植物園でもソメイヨシノが満開に


 気象庁の桜開花情報によると今年の東京の桜満開は4月2日ということでしたが、わが家の近辺の小石川植物園の様子を見ると、4月2日時点では5~6分咲。満開になったのは、週半ばの6日(木)頃でした。

 [桜満開の植物園の眺望、わが家のベランダから 4/7]

 そこで、満を持して週末の8日、9日の花見を楽しみにしていたのですが、あいにく両日とも天気が悪く残念な状況になりました。それでも幸いなことに、8日(土)の午後にほぼ雨が上がりましたので、私はこの時に小石川植物園やすぐ近くの播磨坂などを急いで回ってきました。翌9日(日)は一日中雨模様だったのですが、千鳥ヶ淵付近はカサを差しながら大勢の人で混みあっていました。みんなが今年の「最後の桜」を惜しんでいるようでした。

 以下、4月8日午後の小石川植物園の風景を紹介します。



 ソメイヨシノ(染井吉野)が満開の週末はあいにくの小雨模様でしたが、午後になって少し雨が上がってきました。散策路の水たまりも苦にならず、大勢の人出で賑わいました。


 サクラの木の下ではみんな最後の花見を楽しんでいました。


 ソメイヨシノは、桜並木以外にも、園内の各所に生えています。園内が桜色に輝いていました。このソメイヨシノの後方にイロハモミジの新緑が見えます。



 ソメイヨシノの研究課程や実生から多くのソメイヨシノの品種が生まれています。帝吉野(上)と三島吉野(下)。これらの花の裏側に緑色の若葉が付いています。


 ソメイヨシノ以外のいろんな桜も咲いていました。これは日本の野生の桜の代表的な種のヤマザクラ(山桜)。和歌にも数多く詠まれています。花が小ぶりで、赤みがかった若葉とともに開花します。サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になります。


 オオシマザクラ。野生種のサクラの一種で、伊豆大島などに多く自生します。


 これもサクラの野生種の一つのチョウジザクラ。花を横から見ると丁字のように見えます。花の数が少なく、全体的に地味が感じがします。



 サトザクラの雨宿(上)と紫桜(下)。サトザクラは主に観賞用にオオシマザクラを基にしてヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラ、マメザクラなどを掛け合わされた園芸品種の総称で種類が多い。


 サクラ以外にもいろんな花が咲いてきました。シャクナゲ(石楠花;ツツジ属)の高木が満開になっていて壮観でした。無数の真赤で大きな花がギッシリと並んで咲いています。シャクナゲは葉にケイレン毒を含む有毒植物です。


 ハナズオウ(花蘇芳;マメ科ハナズオウ属)の紫の花が勢いよく咲いていました。後方の知り花はオオリキュウバイ。ハナズオウの花をよく観察すると、幹や枝から直接吹き出しているように見え、ビッシリと密生しています。


 草むらでは春の妖精のニリンソウ(二輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属)の花が 咲き出してきました。ニリンソウの花はイチリンソウよりも少し小ぶりで、ひとつの茎に通常2輪の花が咲きます。葉が複雑に裂けた掌状となることから、鵝掌草(ガショウソウ)の別名があります。


 園の入口付近のメタセコイア林の風景です。林立するメタセコイアはまだ冬木立のままですが、周りにサクラのピンク色やチョウセンレンギョウの黄金色で全体が色鮮やかになってきました。


 色づいてきたツツジ園の後方では、ニレ科のウルムス・プロセアの高木がうっすらと新緑になってきました。これから、次第に新緑が美しい季節に移っていきます。

 これ以外にも多くの写真があります。
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2017年4月 8日 (土)

4月上旬、都心の千鳥ヶ淵、播磨坂などに満開の桜が広がる

 サクラの花は古来、日本人の心を魅了して止みません。春の時期に私たちの心を揺さぶる特別の存在です。淡く白くそして優雅なサクラの花が圧倒的なボリュームで木全体を覆い、木の下から見上げると、無数の花びらが天空に溢れんばかりに広がっていきます。美の極致のような景観です。

 今年の都心のヨメイヨシノの満開の時期は、曇天だったり小雨模様だったりとあいにくの天気でしたが、それでも満開の桜を求めて大勢の人が街に繰り出し、千鳥ヶ淵、播磨坂などのサクラの名所が大賑わいになっていました。





 明日4/8から雨模様になるというので、満開の桜を見ようと昼休みの時間に千鳥ヶ淵まで出かけてきました。

 千鳥ヶ淵緑道は、皇居西側の千鳥ヶ淵に沿う全長約700mの遊歩道で、千鳥ヶ淵戦没者墓苑入口から靖国通りまで伸びています。緑道のソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が遊歩道に立ち並び、まるで桜のトンネルの中を歩いているような感じになりますし、遊歩道から見える皇居の堀には多くの観桜のためのボートが繰り出し、向岸の北の丸の土手のサクラの眺めも見事です。

 この日は武道館での私立大学の入学式も重なって、九段下の地下鉄の駅から千鳥ヶ淵緑道までずっと歩道が大混雑で、すし詰め状態で大変でした。それでも、さすがに満開になった無数の桜が堀の両岸に立ち並ぶ景観は素晴らしく、日本の美の大迫力に圧倒されました。




 週末4/8の午後、午前からの雨が上がってきましたので、さくら祭り開催中の文京区播磨坂の桜並木を回ってきました。播磨坂は環状3号線の一角として整備された約40mの短い区間ですが、ここに約150本もの桜の木が立ち並んでいて、この時期は美しい景観になります。サクラ並木の下は遊歩道になっています。大勢の人がブラブラ歩いたり、座り込んで宴を張ったりして思い思いに楽しんでいました。日曜にはブラスバンドのパレードや地元の高校生による演奏会など、様々なイベントが催されます。



 満開のソメイヨシノに交じって、濃いピンク色のハナカイドウや黄金色のチョウセンレンギョウも植えられていてアクセントになっています。

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2017年4月 2日 (日)

小石川植物園では多くの家族連れが和やかに花見を楽しむ



 例年のことですが、この時期になると連日TVで桜(ソメイヨシノ)開花のニュースが流れます。今年の東京は4月1日頃に桜満開との予想が出されていましたが、花冷えの日々が続いたため遅くなったのでしょう。晴天の4月2日の日曜日はようやく5~6分咲きといった感じでしたが、待ちかねたように多くの人が小石川植物園に集い、家族連れで和やかに花見を楽しんでいました。


 サクラ並木の一角に立つ見事なソメイヨシノの大木です。この周りでは幹回りが最も大きく、満開の頃にはこの木の前でみんな集合写真を撮ります。


 ソメイヨシノには研究過程や実生から生まれた多くの品種があります。これは伊豆吉野の名が付いていて、ソメイヨシノとは少しだけ趣が違います。


 やはりソメイヨシノの品種の天城吉野です。木枝をよくみるとヒヨドリ(?)が盛んに花を啄んでいました。


 見事にピンク色に染まってハナモモ(花桃;バラ科サクラ属モモ亜属)が満開になっています。実は、このハナモモはわが家の真正面の園の塀沿いに植えられていて、有り難く借景させてもらっています。


 北国の代表的な迎春花のコブシ(辛夷;モクレン科モクレン属)の花が盛んに咲いていました。白い小さな花ですが、力強く青空に咲き広がっています。「北国の春」の唄の歌詞『白樺 青空 南風 こぶし咲く あの丘 北国の ああ 北国の春』にも出てきます。


 また、桜並木から少し離れた目立たない林間地に、スプリング・エフェメラルの代表格の可憐なカタクリの花の群生地があります。果たして今年も数多くの花がひっそりと咲いていました。6枚の花びらが反り返っていて、まるで春の陽光の下で森の妖精たちが背中の羽根を羽ばたきながら遊んでいるようです。


 この群生地の中を小川が流れていますが、その小川の向岸を目を凝らしてよく見ると、ここにも一面カタクリの花が咲いていました。群生地が次第に広がっているようです。



 この日は買い物で日本橋に出かけてきました。都心の至る所にサクラの花を見かけますが、日本橋にはソメイヨシノが街路樹に用いられている江戸桜通りがあって昔から桜の名所でした。日銀から三越を通って、コレド室町へ抜ける小さな通りのことで、この日も桜の花で彩られていました。上の洋風建物は三井住友銀行の日本橋支店で、下の建物はわが国の中央銀行の日銀です。明治期を中心とした桜の描かれた日本銀行の錦絵があります。


 これ以外にも色々な写真があります。
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2017年3月 4日 (土)

3月に入りカンヒザクラ、サンシュユ、ユキワリイチゲなどが賑やか、いよいよ春本番へ


 3月に入ると、さすがに寒さが緩んできて、季節が春本番へと向かいつつあることを実感します。

 週末の3月4日に近くの小石川植物園を回ってきましたが、カンヒザクラ、サンシュユなどの木々からカラフルな花が一斉に吹き出し、園内は春の彩りが濃くなってきました。一方、野の花の世界も賑やかです。先月中旬に咲き始めた春の妖精のユキワリイチゲの花がどんどん咲き出してきました。また、オオイヌノフグリ、コゴメイヌノフグリ、ハナニラ、タンポポなどが草むらに数多く見かけるようになってきました。

 この日は穏やかな春暖の一日でした。人出も増え、家族連れも多く見かけるようになりました。


 この時期は園内を散策していると、随所に赤や白の花を付けたヤブツバキ(ツバキ科ツバキ属)の高木を見かけます。ヤブツバキは東北以西の暖地に生育する常緑の小高木で、伊豆七島などが花の名所として有名です。


 春の青空の下、カンヒザクラ(寒緋桜)の花が満開になって広がっていました。沖縄に自生する寒緋桜は、濃い赤紫色の大粒の花を咲かせ心を揺さぶるような強烈な印象を受けます。東日本大震災以降は、まるで犠牲者への鎮魂花であるかのように思えます。


 ソメイヨシノの開花はまだまだですが、ソメイヨシノの近くに生えている早春桜にあでやかなピンク色の小振りな花が咲き始めていました。早春桜は富士山や箱根などの山地に分布する富士桜(マメザクラともいう)の園芸種です。


 梅林の中央部に生えるサンシュユ(山茱萸;ミズキ科ミズキ属)の大木に花が咲き出しました。まだ満開前であるものの、小さな黄金色の花が点々と木枝の至るところから吹き出しています。木全体が黄金色に輝いているように見えます。


 常緑低木のウンナンオウバイ(雲南黄梅;モクセイ科)の鮮やかな黄色の花が、枝垂れて連綿と咲き出してきました。茎が根元から多数分枝し上部で枝垂れます。3月中には満開になると思われます。


 中国原産のホンコンドウダン(香港満天星;ツツジ科ドウダンツツジ属)に花が付き始めました。蝋細工のように釣り下がる釣鐘形の花のピンクと白の色合いが美しく、ピンクシャンデリアの流通名が付いています。



 先月に咲き始めたユキワリイチゲ(雪割一華;キンポウゲ科イチリンソウ属)ですが、この日は清楚で可憐な白い花が数多く咲いていました。ユキワリイチゲは春の妖精の仲間です。落葉樹の林床に差す春の陽光を受けこの時期だけ花を咲かせ、残りの時期は球根の形で地中で過ごす植物のことを春の妖精(スプリング・エフェメラル)と呼びます。


 ユキワリイチゲの他にも、園内の草むらは多くの野の花で賑やかになってきました。これは園の入口から坂を登り切った所で見つけたハナニラ(花韮;ユリ科イフェイオン属)の清楚な白い花です。ハナニラの花の形はアマナに似ていることからセイヨウアマナとも呼ばれます。これから園内の各所に咲き広がります。


 オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)。星くずのような可憐な青い小さな花が園の随所に広がってきました。


 コゴメイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)の米粒のように小さく白い花が局所的に群生しています。オオイヌノフグリよりもさらに小粒な花です。かつて小石川植物園に研究用に持ち込まれたものが野生化したと言われています。


 全国の山野に自生するフキノトウ(蕗の薹;キク科フキ属)を園内で見つけました。旧東京医学校の赤い建物のすぐ近くの湿地に生えていました。フキノトウはフキ(蕗)が春につける花のつぼみのことです。天ぷらなどの食材として用いられます。

 これ以外にも、色々の写真をアップしています。
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2017年2月12日 (日)

梅林ではメジロが飛び回り、枯葉の下からユキワリイチゲが地表へ


 三寒四温と言われるように寒暖の差が大きいこの頃ですが、2月中旬のこの日(2/12)は青空が広がる春暖の一日でした。


 梅の香りに誘われて小石川植物園の梅林に立ち寄ってみると、多くの梅の木に紅梅、白梅の花が賑やかに咲き出していました。メジロも盛んに花を求めて飛び回っていました。この白梅の品種名は都錦(みやこにしき)。


 珍しい梅の花も咲いていました。ふわふわした形状の黄色の花を付ける黄梅(おうばい)です。花の形は梅でなくてマンサクに似ていますが、木の枝ぶりを見るとやはり梅の木です。


 梅林では新年からいろんな梅の花が次々と咲き出しています。この白梅は玉英(ぎょくえい)。


 唐梅(とうばい)。木枝の曲がり具合に独特な趣があります。


 大盃(おおさかずき)。


 豊後(ぶんご)。


 月宮殿(げっきゅうでん)。


 春の野の花も少しずつ増えてきました。この日は、スプリング・エフェメラル(春の妖精)の仲間を見つけました。ユキワリイチゲ(雪割一華;キンポウゲ科イチリンソウ属、別名:ルリイチゲ)の可憐な白い花が、春の陽光を受けソロリソロリと枯葉の下から咲き出してきました。


 オオキバナカタバミ (大黄花片喰;カタバミ科カタバミ属)が園入口近くに群生しています。その場所を覗いてみると、大きめの黄色の花が明るく咲いていました。オオキバナカタバミは葉の紫の斑点に特徴があります。


 散策路で一輪のコスミレ(小菫;スミレ科スミレ属)の花がひっそりと咲いていました。これから薄紫色の可憐な花が園内のあちこちに咲き出します。コスミレは全国各地に自生する多年草で草丈は低く、5cm~10cm程度です。


 ハコベ(繁縷;ナデシコ科ハコベ属)の小さな花を草むらで見つけました。春の七草の一つのハコベは、「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なすはこべは萌えず ……」 と島崎藤村の千曲川旅情の詩にも登場します。


 この時期はまだまだ冬木立が見られます。この高木ははヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)です。5月頃になると白い花で満開となり、まるで白い粉雪で覆われているような壮観からナンジャモンジャの異名があります。


 中国原産の落葉高木キジュ(喜樹; ヌマミズキ科カンレンボク属)の冬木立。緑衣の夏木立も趣があります。キジュの果実や根に含まれるカンプトテシンというアルカロイドには制癌作用があるとのこと。


 これ以外にも、いろんな園内の写真があります。
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2017年1月 7日 (土)

新年の青空の下にロウバイ、ウメ、ツバキなどの早春の花々



 新年に入って最初の週末の土曜日、小石川植物園に出かけてきました。快晴の冬空が広がり清々しい冬の香りが満ちあふれる園内では、一面に冬木立が立ち並んでいましたが、その中でロウバイ、ツバキ、ウメなどの早春の花々が咲き出していました。

(立ち並ぶ冬木立)
 園内には落葉樹の大樹、巨木が数多く生えていますが、この季節はこれらの立ち並ぶ冬木立の風景を楽しむことが出来ます。すっかり落葉しているので、木々の樹形や木枝の付き具合、木肌の色合いなどの樹木の素顔がよく分かります。冬木立からやがて新緑、万緑、紅葉そして再び冬木立へと木々のサイクルが動き始めます。


 園入口付近の坂道からの眺望です。冬木立のソメイヨシノの後方には高層ビルなどの街並みが広がっています。


 入口から日本庭園の方へ向かうと、真っ先に直立して天空めざして伸びるようなメタセコイア林が目に飛び込んできます。一ヶ月前の褐色の様相とは様変わりです。


 メタセコイア林から少し先に進んだ所にある小さな池の周りの冬木立の風景。左からラクウショウ(落羽松;スギ科ヌマスギ属)、イタリアヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属、別名セイヨウハコヤナギ;いわゆるポプラ)、常緑樹ユーカリ(フトモモ科ユーカリ属)の高木です。


 古井戸付近のツツジ園から見える精子発見のイチョウ(右)とニレ科のウルムス・プロセア(左)の大樹の冬木立。4月に入ると新緑に覆われるようになります。


 ツツジ園の奥の方の巨木並木にあるモミジバスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)の冬木立。壮観な眺めです。右手前は、まだ残っているロウヤガキの果実。

(早春の季節の花々)
 冬木立が園内一面に立ち並ぶ白黒の世界のようですが、その中でロウバイ、ウメ、ツバキなどの早春の季節の花々が咲き出していました。

 新年早々に咲き出す迎春花のロウバイ(蝋梅;ロウバイ科ロウバイ属)の花が今年も可憐に咲いていました。まるでロウ細工のような黄色の小さな花です。園入口付近に咲いているのですが、小さい花なので気が付かないで通り過ぎてしまう人も多いようです。


 ロウバイの隣にソシンロウバイ(素心蝋梅;ロウバイ科ロウバイ属)の花もポツポツと咲いていました。花全体が黄色で中央部の色の変化のないのが特徴です。


 日本庭園の一角に園芸品種約50種100株が植えられている梅林があります。大部分の梅の木はまだつぼみの状態ですが、少しづつ開花し始めてきました。この咲き出した白梅の園芸種には長寿(ちょうじゅ)の名が付いています。


 扇流し(おうぎながし)の名が付くうす紅色のウメの花。


 紅梅の寒衣(かんごろも)。


 古井戸の近くのカンザクラ(寒桜;バラ科カンヒザクラ群)も開花し始めていました。カンザクラの仲間ですのでそもそも早咲きの桜ですが、高めの気温が続いたせいか今年は少々早めの開花だと思います。


 古井戸の近辺にツバキ園があります。中央部に常緑のクスノキの巨木が生えています。ツバキ園にはいろんな品種のツバキの花が年明け頃から咲き出します。この白いツバキの花は大城冠(だいじょうかん)の品種名がついています。


 この真紅のツバキの花の品種名は朝鮮椿(ちょうせんつばき)です。これ以外にも、多くのツバキの花が咲いていました。


 ニホンズイセン(日本水仙;ヒガンバナ科スイセン属)も新春の花です。柴田記念館の裏側の空き地に群生して咲いていました。真ん中の黄色の部分がアクセントになっています。

 これ以外にも、いろんな園内の写真をアップしました。
    …> 季節のスケッチ(29年1月)

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2017年1月 1日 (日)

晴れ上がった2017年元日、初日の出と初詣



 2017年の元日は雲一つなく晴れ上がりました。例年通りわが家のベランダからの初日の出になります。朝7時過ぎに街並みの地平線から初日が昇ってきました。神々しい陽光が今年も私たちに恩恵をもたらしてくれることを祈りました。スカイツリーが左端に小さく見えます。


 ベランダから南側には小石川植物園が広がっています。園内にも初陽が差し込んできました。手前右側は温室になりますが、現在建て替え工事が行われていて、工事用のプレハブ建物も数棟立っています。来年の完成が待ち望まれます。


 元日の初詣は、昼過ぎに近くの名刹傳通院に出かけました。傳通院は徳川家とゆかりが深い寺院で、家康の生母の於大の方や孫娘の千姫の墓所があります。歴代将軍の墓所の多くは芝の増上寺にありますが、ここ傳通院では将軍家の子女が弔われています。


 2012年3月に復元された傳通院の山門です。元々の山門は第2次世界大戦の戦火で消失しましたが、関係者の努力で復元されたものです。

 増上寺や靖国神社への初詣はそのうちゆっくりと行こうと思っています。 

…> 季節のスケッチ(29年1月)



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謹賀新年2017 - 海図なき不透明な世界へ

 輝かしい2017年の新年を迎えました。おめでとうございます。まず、仕事面では賀状の文面にもありますように、今年もSociety5.0(超スマート社会)の実現、第4次産業革命への貢献の努力を続けていきたいと思っております。

         〔2017年賀状の文面〕

 一方、世界は先が見えない混沌の時代に入ってきました。近年の中東・シリア等の国々からの大量難民のEU流入に端を発し、昨年はEU各国で難民排斥を主張する極右勢力の台頭、ISによる無差別テロの頻発、英国のEU離脱の国民投票可決(ブレグジット)などEUの秩序を揺るがすような驚くべき出来事が相次ぎました。さらに、このような風潮は「世界の警察」の役割を担う米国にも飛び火し、10月の大統領選挙では何とメキシコとの国境に巨大な壁を構築するとか、自国産業を保護するため自由貿易推進のためのTPPから自ら離脱するといった極端な主張を唱え続けたトランプ候補が当選しました。

 世界全体として、従来の多民族の共生、グローバリズムなどの民主主義の普遍的な価値の下で封印されていた不寛容、内向き指向、ポピュリズムなどのダークサイドの思潮が表舞台に一気に噴き出してきた感があります。また、世界秩序のゆらぎを見てロシアが覇権を求める動きを加速させていますし、経済大国の中国は、依然としてバブル崩壊のリスクを抱えながら領土拡張の野心を隠そうとしていません。

 このような不透明な国際情勢の中で、わが国は安全保障を確保し、経済再生を実現することが国是となっていますが、政治力、外交力、経済力、技術力など総力を結集した取り組みにより、豊かな未来を拓く新たな海図づくりが急務となっています。

 最後に、プライベート生活では近いうちに8人目の孫誕生が予定されています。末広がりで充実したスローライフを過ごせればと念じています。今年もよろしくお願いいたします。


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