今年も森の妖精カタクリの花に出会う

東京の桜は早くも 3/21に開花しましたが、その後の花冷えもあって4月初旬までは花が続きそうです。この時期はサクラだけでなく、サンシュユ、シナミズキ、コブシなどが木々が一斉に咲き出します。また今年も森の妖精のようなカタクリの花も見つけました。

山野に群生するカタクリ(片栗;ユリ科)の花が、植物園にも自生しています。普通は足を運ばない奥まっている草むらが自生地になっていて、この時期になると咲いているかどうか気になってきます。こんな感じですので、カタクリの花を見つけると本当に嬉しくなります。カタクリの花は、まるで春の陽光の下で森の妖精たちが遊んでいるように見えます。

草むらの片隅にひっそりと咲く二リンソウ(二輪草;キンポウゲ科)の花を見つけました。二リンソウはひとつの茎に2輪の花が咲きます。

満開のサンシュユ(山茱萸;ミズキ科)。小さな黄金色の花が点々と木枝の至るところから吹き出している感じになり、勢いがあります。

春を告げる無数の小さなコブシ(辛夷;モクレン科)の白い花が高い樹上に咲いていました。コブシの花を見ると、いつも春の訪れの歓びを感じ、北国の春が想い出されます。
この他にも、いろんな木々の花、野の花が咲いていました。
…> 季節のスケッチ (21年3月)
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