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2009年11月

2009年11月23日 (月)

南房総の海辺の風景(11月下旬)

 11月下旬の連休、南房総のフラワーラインをドライブしてきました。南房総の花摘みは12月中旬頃から本格化して、ポピー、菜の花、ストック、キンセンカ、水仙、パンジー、デイジー、ガーベラ、金魚草等々が咲き乱れますが、この時期は植え替えの真っ最中で花々との出会いはお預けでした。
 それでも花畑の代わりに、地元ならではの海の幸や広大な太平洋の風景などを楽しんできました。


 宿泊したホテルで出された海鮮料理の舟盛りです。食べ始めてから思いついて写真を撮ったので少し形が崩れていますが、新鮮で本当に美味しい刺身でした。これにアワビの踊り焼き、金目鯛の煮付けなどが付いて大満足でした。


 宿泊は白浜町でしたが、ここに野島崎灯台があります。房総半島の最南端の地だそうです。この灯台の周りが国定公園としてきれいに整備されていて、気持ちよく散策できました。


 白い野島崎灯台が夕陽に映えています。この海岸からは広大な太平洋のパノラマが展望でき、自然の雄大さを実感できます。水平線から昇る翌朝の日の出も楽しみにしていましたが、あいにく雲が厚くて次回に見送りです。


 国定公園内には、いろんな海辺の植物が生育していました。薬効豊富なキダチアロエも群生していました。この辺では家々の軒先でもキダチアロエを見かけます。厳しい海の仕事には必需品だったのかもしれません。この時期ちょうど朱赤色の花が開花しつつありました。このアト12月頃から満開になります。

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2009年11月20日 (金)

11月の植物たち:威風堂々の皇帝ダリアほか


 暦の上で立冬が過ぎ、寒暖の差が大きい日々が続いていますが、都心にある小石川植物園の植物たちは晩秋の日差しに輝いていました。


 例年のごとく皇帝ダリア(コダチダリア)が空中高く威風堂々と咲いていました。ちょうど満開で見頃でした。実はコダチダリアの名は前から知っていましたが、皇帝ダリアという立派な別名があるとは最近のNHKニュースで紹介されるまで知りませんでした。名に恥じない堂々としたダリアです。


 ナンキンハゼ(トウダイクサ科)の大樹が真っ赤に紅葉し、小さな無数の木の葉が、柔らかい陽光を受けきらきらと輝いていました。ナンキンハゼは種皮が蝋状の物質で覆われ、ハゼノキと同じようにロウを採取します。


 ユリノキ(モクレン科)の大樹も黄葉が進んでいます。ユリノキは落葉すると、百合の花やチューリップに似た花の名残が目立つようになります。かつて大正天皇が皇太子の時に来園され、この木を見てユリノキと命名されたとのことです。


 ハゼノキ(ウルシ科)は美しく紅葉し、俳句でも秋の季語になっています。果実から蝋(ロウ)を取ります。


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2009年11月 8日 (日)

小春日和の日比谷公園


 都心のオアシス日比谷公園を散策してきました。ちょうど立冬の日 11/7 でしたが、小春日和の過ごしやすい天気でした。


 いろんな種類の秋バラが咲いていました。このピンク色のバラは芳醇という名の通り、とても濃厚な香りでした。後方にそびえ立つのは帝国ホテルなどの日比谷地区の高層ビル群です。


 公園中央の噴水の周りにみんなが佇んで日光浴を楽しんでいます。時折噴水が吹き出します。手前は日時計です。
 

 この時期は各地で菊祭りが開かれていますが、日比谷公園内でも菊花大会が催されていました。展示の菊花は、いずれも丹精こめて作られた立派な作品でした。

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2009年11月 1日 (日)

深まりゆくみちのくの秋


 11月に入りましたが、初雪の便りもチラホラ耳にするようになりました。暦でも立冬(7日)、小雪(22日)と秋から冬へのバトンタッチです。昨日、休みを利用して鳴子峡、山刀伐峠など晩秋のみちのくの紅葉を楽しんできました。

 宮城県北部の鳴子温泉郷にあって山形県と岩手県と県境を接している鳴子峡は、紅葉のスポットになっています。ちょうど見頃になっていて大勢の観光客が押し寄せていました。写真のように峡谷になっていてモミジ、カエデ、ブナなどの紅葉が谷底まで広がっていて壮観です。谷底には遊歩道があるのですが、現在は入ることが禁止されていて残念でした。


 冬間近ということで寒い天気でしたので、レストハウスの熱々のキノコ汁が大人気。キノコがたっぷり入った味噌仕立てのけんちん汁といった感じでとても美味しかったです。

 山形に移動します。かつて芭蕉が鳴子からこの山刀伐峠を超えて尾花沢に入って行きましたが、この峠付近は鬱蒼と原生林が生息しています。芭蕉は「奥の細道」で『高山森々として、一鳥声きかず、木の下闇、茂りあひて、夜行くがごとし』と記していました。


 現在では、道が整備されていて峠の頂まで車で簡単に行けるようになっていますが、かつての歴史の道も保存されています。


 近くに最上川の眺望スポットもあります。手前にサクラ、ススキが見えます。最上川は、この下流から西へ向きを変え、最上峡を通って日本海に注ぎ込みます。

 この他にも、いろんな写真があります。
   …> 季節のスケッチ (21年晩秋の東北)

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