賑やかな播磨坂のさくら祭り
文京区さくら祭りが、3月20日から播磨坂さくら並木で行われています。今日は開花後の初の週末となり、大勢の老若男女がまだ三分咲ほどのソメイヨシノを楽しんでいました。

江戸時代、この辺りが松平播磨守の上屋敷であったことから、この坂道が「播磨坂」と呼ばれるようになりました。播磨坂は短い坂道の道路ですが、何と環状三号線の一部として造られました。坂道沿いの桜は、ソメイヨシノを中心に約120本植えられ、淡い黄緑色で八重咲きの鬱金桜などのめずらしい桜も見られます。また、黄色のチョウセンレンギョウや赤色のレッドロビンは、桜並木のアクセントになっています。

花見客のため、この土日は車道が歩行天国になり、また日中は子どもたちの吹奏楽の演奏などが催されていました。この写真は、近くの窪町小のブラスバンドによる演奏です。親御さんたちがデジカメやビデオカメラ片手に真剣そうでした。

小石川植物園は、播磨坂に隣接しています。植物園の桜並木のソメイヨシノもまだ三分咲きほどですが、みんな思い思いに楽しんでいました。ここでは、桜の真下が芝生になっていて、誰でも自由に座り込んでも構いません。

全体としては三分咲きですが、局所的には満開です。青空の下、ソメイヨシノが美しく咲き誇っています。植物園には、ソメイヨシノ以外にもカンヒザクラ、大島桜、安行桜、早春桜など多くの桜がありますが、やはりソメイヨシノは王者の風格があります。
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