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2010年6月

2010年6月 6日 (日)

世界一を目指す東京スカイツリー


 先日(6月5日)、高校の同窓会が墨田区業平橋駅の近くの飲食店で開かれました。何故このような珍しい場所を選んだかというと、目下建設中にもかかわらず人気スポットになっている東京スカイツリーに隣接していたからです。同窓会も楽しかったのですが、すぐ近くに天空に突き進むスカイツリーを初めてじっくり見る機会を得ました。
 
 東京スカイツリーは、東武鉄道と東武タワースカイツリーが墨田区に建設中の電波塔です。塔の高さは634mの予定で、完成すれば自立式電波塔としては世界一の高さとなるそうです。早ければ本年中に竣工予定。634mの高さは東京の昔の地名である武蔵国(ムサシ)に因んで決めたとのこと。


 スカイツリーは東武伊勢崎線の業平橋駅のすぐ近くにそびえ立っています。この地点では見上げる感じになります。ここから少し離れた所に撮影スポットが幾つもあります。同窓会の懇親会の後は、集合写真を撮るべく少し歩き回りました。


 この時点でのスカイツリーの高さは400m目前。展望室の4段目の鉄骨の組み上げがはじまっている所でした。それにしても、このような高所でも何台ものクレーン機が稼働してタワーが積み上がっていきます。何とも素晴らしい技術力です。
 

 スカイツリーから浅草までは格好な散策コースです。吾妻橋の上から振り返ってみると、迫力ある光景が目に入ってきました。左から墨田区役所の高層ビル、建設中の東京スカイツリー、アサヒビール本社ビルと独特のオブジェが並んでいます。このオブジェはフラムドール(金の炎)といい、本来は燃え盛る炎を形象するものですが、その形状と色彩から別名でも親しまれています。

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2010年6月 1日 (火)

いよいよ紫陽花や花菖蒲の花がしっとりと咲く6月です


 今日から6月です。クールビズの初日になりますが、通勤途中で観察してみると3割から4割位の人がノーネクタイでした。徐々に省エネの意識が浸透してきているようです。また、帰宅時になると日が長くなっているのに驚きますが、夏至は今月の21日です。暦上の入梅(11日)も父の日(20日)も今月です。
  
 
 6月には梅雨入りが始まり、雨が多いという実感があるわけですが、「水無月」という月の呼称があります。妙な感じがしませんか。広辞苑によれば、「水の月」で、水を田に注ぎ入れる月の意、とあります。「無」の字が「の」の当て字だという説もあります。
 
 このように暦・行事の話題が豊富な6月ですが、植物の世界では、アジサイ(紫陽花)やハナショウブ(花菖蒲)の花々が梅雨空に調和してしっとりと咲き出します。これ以外にも幻想的なネムノキ(合歓木)の花や、威風堂々のタイザンボク(泰山木)の花も印象的です。
  →四季の植物「6月セレクション」


 2006年6月の太宰府天満宮の中にある菖蒲池の風景です。ちょうど色とりどりのハナショウブ(花菖蒲)が見頃でした。菖蒲池には、高浜年尾の句碑がありました。「紫は 水に映らず 花菖蒲」


 近くの白山神社では毎年この時期にあじさい祭りが開かれます。色とりどりの約3000株のアジサイ(紫陽花)が梅雨の中でしっとりと咲き誇ります(この写真は2009年6月)。境内には孫文の碑もあります。


 ネムノキ(合歓木)は、幻想的な美しさを醸し出す赤紫色の花を咲かせます。夜になると葉を閉じるのでこの名が付いているようです(2005年6月の写真、小石川植物園にて)。芭蕉が象潟で詠んだ有名な句があります。「象潟や 雨に西施が ねぶの花」


 タイザンボク(泰山木)は、樹上に威風堂々と白い巨大な花が咲き、王者の風格があります。高所に神々しく咲いている佇まいには畏怖の念すら感じます(2008年6月の写真、小石川植物園にて)。


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