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2010年8月 1日 (日)

「多幸の樹」は懐かしいガジュマルの木です

 今年の7月は梅雨終盤の集中豪雨、梅雨明け直後からの連日の猛暑、参議院選挙での政権与党の敗北、巨大コンニャクの花の開花など記録的な出来事が相次ぎました。また、先週は仕事上のビッグイベントであるマイクロナノ2010(マイクロマシン/MEMS展 & シンポジウム)も盛況の内に閉幕し、大変な7月がようやく過ぎ去った気がします。7月の季節のスケッチも月内にアップでき、やれやれです。

 そして今日から8月に入りました。猛暑はもう少し続きそうで、中旬のお盆の頃までは、しばらくの我慢です。今日、近くのスーパーに行ったところ、店頭に「多幸の樹」という素晴らしい名前の観葉植物が目に入りました。一見するとベンジャミンのようでしたが、説明書きを読んでみたら多幸の樹の正体は懐かしいガジュマルの木でしたので、迷わず買い求めました。 

 1988年から1990年までの2年間、仕事で沖縄に赴任していましたが、当時沖縄の各地でガジュマル(クワ科イチジク属)の大木をよく見かけました。ガジュマルは幹が多数分岐して繁茂し、幹や枝から細い気根を地面に向けて垂らします。そして、垂れ下がった気根は地面に着地すると新たな幹になり、何本もの幹が林立するような独特の形状に成長していきます。当時、気根を垂らしながらたくましく成長するガジュマルの木に感動を覚え、「ガジュマル精神」が大事だなどと話していたことを思い出します。

 今日買い求めたガジュマルの幹の部分です。現在3本の幹が分立していますが、細いひげのような気根が何本か垂れ下がっているのが見えます。これがやがて太い幹になっていくわけです。今まで知らなかったのですが、沖縄では幸福をもたらすキジムナーという精霊が住む木と言われることから多幸の樹の別名があるようです。ただ、私には何本ものしっかりとした幹がお互いに協力しながら1本の木を支え合う姿形から「多幸」が連想されます。


 ところで、この樹木の写真は2002年9月に種子島の宇宙センターの敷地内で撮影したものです。何本もの根が絡みついたような異様な形状に驚き、図鑑で何の木かを必死に調べました。この木はガジュマルとよく似ていますが、同じクワ科イチジク属のアコウの木でした。アコウも気根を出して成長しますが、幹と気根が一体化した状態になるので区別がつくようです。この次に沖縄を訪れる時には、是非ガジュマルの大木の写真を撮ってこようと思います。

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