9月初旬の東根の風景:秋ソバの花、無人駅、ススキなど
9月に入って初めての週末、法事のため郷里の東根に帰ってきました。真夏のような暑さは東京と同じように続いていましたが、夜になるとさすがに冷気が入ってきて、窓を開けるとエアコンなしでも睡眠をとることが出来、かすかに秋の気配を感じました。また、戸外でもいろんな秋の風景との出会いがありました。
近所を廻ってみると、炎天下にもかかわらず秋ソバの花が満開になっていて、自然の営みに思わず感動しました。ソバの花は真っ白でまるで一面の雪景色のようです。山形はそば処で各地にそば街道があります。そして板そば、天ぷら蕎麦、蕎麦がきなど美味しいメニューが味わえます。田舎に帰った時にはそば屋に立ち寄るのが楽しみになっています。
田園地帯の秋の風景です。今年の稲作は十分な日照時間があったので実りには問題ないのですが、このまま日照りが続くと米粒にひび割れが生じかねないということで、早めの稲刈りが奨励されていました。また、山形では今年から新ブランド米「つや姫」が登場することになっていますが、この異常気象にめげず高品質を保ち、「日本一の米」の評判を取って欲しいものです。
近くの無人駅の東根駅に電車が止まっていました。かつては大勢の人が通勤通学に利用していて、私も高校時代、毎朝この駅から山形駅まで約40分間の列車通学をしていました。懐かしい駅舎です。
東根駅から奥羽本線の線路が田園地帯を突っ切って一直線に北の新庄方面に延びています。右方の山々は奥羽山脈で、この山々と奥羽本線が交差する辺りが新庄市、金山町などの最上地方になって、最上川の船下り、最上の巨木などで有名です。
線路脇の田んぼのあぜ道にススキの穂が群生していました。風になびくススキの穂を見ると、やはり秋を感じます。帰りの山形自動車道でも道沿いにずっとススキが立ち並んでいて、まるで手を振り見送ってくれているようでした。
…> 季節のスケッチ (22年9月)
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