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2010年12月

2010年12月12日 (日)

年末は木々が赤と黄色の美の競演

 内外の喧噪をよそに、木々の植物たちは、年末の舞台で最後の輝きを見せてくれます。小石川植物園や東京の街中を廻って、まだ残っている紅葉の赤と黄色の美の競演を楽しんできました。

 
 小石川植物園内にメタセコイア林があります。スギの先祖のメタセコイヤ(アケボノスギ)は、凛として天に伸びるような見事な樹形で目を引きます。このように褐色になってまもなく落葉し、やがて冬木立になります。
 

 イロハモミジの木々が園内の自然林の中で所々に生えていて、真っ赤なモミジ葉もまだまだ残っていました。冬空の青色との対比が際だって美しい。園内はどこでも自由に散策できるので、このような絵のような風景がふと目の前に出現し、驚いてしまいます。
 

 日本に自生するカエデ科の落葉高木メグスリノキ(目薬の木)の紅葉も見事です。面白い名前ですが、葉を煎じて服用したり、洗眼すると目の病気に良いとのことで、昔から民間療法があったことにこの名が由来します。
 

 イイギリ(飯桐)の高木の樹上を見上げると、大きめの葉がかなり落葉していて、ブドウの房状のような赤い実の塊が数多く垂れ下がっているがよく見えるようになりました。この赤い実は大食漢のムクドリの好物です。かつて葉で飯を包んだことから飯桐の木の名が由来します。
 

 この時期の紅葉の美の競演の中、可憐なピンク色のサクラの花がひっそりと咲いていました。このサクラは晩秋から冬に咲く常緑樹ヒマラヤザクラです。ヒマラヤザクラはソメイヨシノの約5-6倍のNOxの吸収能力があり、環境浄化木として近年注目されています。
 

 東京の街中では、落葉が進みつつもイチョウの黄金色がまだ輝いていました。丸の内の和田倉門交差点付近の風景です。林立する東京海上ビル、丸の内ビルの高層ビルとイチョウの木のコラボレーションです。なお、丸の内ビルの周りには前述のヒマラヤザクラが咲いています。
 

 本郷の東大構内のイチョウ並木の黄葉も見事です。正門から安田講堂まで続いています。ここ数週間でかなり落葉が進みましたが、このため返って安田講堂の時計台が見えるようになってきました。
  

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2010年12月 6日 (月)

12月の郷里の風景:日本一の大ケヤキも冬木立へ

 
 いよいよ年末に入りましたが、今年は頻繁に帰省しました。この土日も用事があって郷里の東根(山形県)に帰ってきました。土曜日は低気圧で荒れていましたが、日曜日は晴れ上がって小春日和のような心地良い天候でした。


 田圃は稲刈りもすっかり終わり、遠くの山々の頂はうっすらと雪化粧。いつもは山並みの左方に月山が頂上だけ顔を見せるのですが、このときは雲に覆われていました。今年、新しい県産米の「つや姫」が登場しましたが、売れ行きは好調のようです。私も東京のスーパーで購入しましたが、ふっくらとモチモチした感触で家族には好評です。


 小田島城址(現在は東根小学校校庭)にそびえ立つ日本一の大ケヤキが冬木立に変貌していました。冬空の下、壮大な樹形が羽ばたいています。新緑から黄葉、そして落葉して冬木立へと途切れることのない自然の営みのサイクルにはいつもながらも感動します。この大ケヤキは特別天然記念物に指定され、樹齢1500年以上とされています。幹の太さ16m、直径5m、高さ28mという見事な巨木です。


 近くの無人駅(東根駅)から奥羽本線の線路が田園地帯を突っ切ってまっすぐに北の新庄方面に延びています。同じ構図の9月の写真では、まだ稲穂が残っていました。


 東根市から仙台市に抜ける関山街道(国道48号)沿いにある高さ10m幅15mの大滝です。東根市を流れる乱川の上流の渓谷にあります。関山トンネルに近く、曲がりくねった道路の途中にあるので、ついつい見逃してしまいます。この写真は、大滝の上から滝壺の方を覗いたものですが、階段があって下まで降りていくこともできます。水量も多く川幅いっぱいに落下し、近づくとゴォーと大音響で迫力満点です。新緑や紅葉の時期にも見応えがあります。

  …> 季節のスケッチ (22年12月)


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