12月の郷里の風景:日本一の大ケヤキも冬木立へ
いよいよ年末に入りましたが、今年は頻繁に帰省しました。この土日も用事があって郷里の東根(山形県)に帰ってきました。土曜日は低気圧で荒れていましたが、日曜日は晴れ上がって小春日和のような心地良い天候でした。

田圃は稲刈りもすっかり終わり、遠くの山々の頂はうっすらと雪化粧。いつもは山並みの左方に月山が頂上だけ顔を見せるのですが、このときは雲に覆われていました。今年、新しい県産米の「つや姫」が登場しましたが、売れ行きは好調のようです。私も東京のスーパーで購入しましたが、ふっくらとモチモチした感触で家族には好評です。

小田島城址(現在は東根小学校校庭)にそびえ立つ日本一の大ケヤキが冬木立に変貌していました。冬空の下、壮大な樹形が羽ばたいています。新緑から黄葉、そして落葉して冬木立へと途切れることのない自然の営みのサイクルにはいつもながらも感動します。この大ケヤキは特別天然記念物に指定され、樹齢1500年以上とされています。幹の太さ16m、直径5m、高さ28mという見事な巨木です。

近くの無人駅(東根駅)から奥羽本線の線路が田園地帯を突っ切ってまっすぐに北の新庄方面に延びています。同じ構図の9月の写真では、まだ稲穂が残っていました。

東根市から仙台市に抜ける関山街道(国道48号)沿いにある高さ10m幅15mの大滝です。東根市を流れる乱川の上流の渓谷にあります。関山トンネルに近く、曲がりくねった道路の途中にあるので、ついつい見逃してしまいます。この写真は、大滝の上から滝壺の方を覗いたものですが、階段があって下まで降りていくこともできます。水量も多く川幅いっぱいに落下し、近づくとゴォーと大音響で迫力満点です。新緑や紅葉の時期にも見応えがあります。
…> 季節のスケッチ (22年12月)
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