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2011年1月

2011年1月 8日 (土)

梅やロウバイの香が清々しい新春の空に

 新年を迎え、暦の上では早くも小寒が過ぎ、寒の入りです。さすがに朝晩の冷え込みは厳しいものがありますが、典型的な西高東低の冬型気候で東京はずっと晴天が続いています。
 
 今日は本年初めて小石川植物園を散策してきました。園内では清々しい青空の下、ロウバイや梅の花が芳香を周りに放ちながら咲き出していました。自然の営みの新たなサイクルが着実に始まったことを実感してきました。


 園内の梅園には多くの紅梅、白梅の木が植えられていて、新春から次々に開花します。この白梅は扇流しの名が付いていますが、年末からポツポツと咲き出していました。梅の花が大好きなメジロが木の枝に止まって盛んに花を啄んでいました。メジロは体がウグイス色をしていて目の周りが白いのが特徴です。


 寒衣、五節の舞、八重寒紅などの紅梅の花も咲いていました。これは八重寒紅の花です。白梅よりも紅梅のほうが強い芳香を放ちます。植物園に梅の花が咲き出すと、南風に乗ってわが家の庭先にも梅の香が運ばれてきます。


 植物園入口近くの中低木のロウバイの木にも、可憐な黄色の花が咲いていました。いつも新年に咲き出し、梅の香に似たほのかにいい香りが漂ってきます。ロウバイの花はその名のとおり透き通ったロウ細工のように見えます。


 この時期はまだ花が少ないのですが、サザンカ、寒ツバキの花が盛んに咲いています。これは獅子頭という名が付いた寒ツバキの園芸種です。何か新春にふさわしい名前です。また、植物園内にはツバキ園があって、これから色んな種類のツバキの花が咲き出します。


 まだ冬木立のような木々もよく見てみると、着々と春の準備をしています。これはシナミズキの木ですが、枝先に無数の冬芽がふくらみ始めていました。シナミズキの木は、やがて黄色い可憐な花が枝を埋め尽くすように咲きます。

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2011年1月 1日 (土)

新年のわが家からスカイツリーが見える!

 
 輝かしい2011年の新年を迎えました。明けましておめでとうございます。日本海側の西日本地方は大雪の悪天候のようですが、ここ東京は幸いにも晴天に恵まれ、今年もわが家に居ながらにして、しっかりと初日の出を拝むことが出来ました。


 わが家の初日の出は、3階のベランダに出てご来光を拝みます。午前7時20分頃にちょうどベランダから望む建物の屋上を地平線にして初日が昇ってきました。万物を遍く照らす太陽が、現下の混迷する政治状況や厳しい経済状況に対しても恵みを施し、明るい展望が開けてくることを念じました。
 
 ところで、この写真をよく見るとご来光の左方に木々やアンテナに混じって、高い棒のようなのものがあることに気づきました。もしやと思ったのですが、暗くてよく分からなかったので、日が昇ってから確認することにしました。

 
 お昼頃になって再度ベランダに出てみました。そして先ほどの高い棒を確認したら、やはり建造中のスカイツリーでした。わが家のベランダからスカイツリーが眺望出来るとは思ってもいませんでしたので、わが家にとっては正月から縁起の良い大発見でした。現在のツリーの高さは539mとのことで、これからあと1年ほどで約100m伸長して634mの塔が完成する予定になっています。これからはわが家のベランダから完成までの偉業を見守っていきたいと思います。


 スカリツリーは東方向になりますが、反対側の南西方向には小石川植物園が眺望出来ます。よく晴れた冬空の下、園内の木々たちが冬木立の中で、春の息吹の準備をしています。やがて、新緑が吹き出し、ロウバイ、梅、サンシュユ、フクジュソウ、コブシ、サクラ等の花々が次々と咲き出してきて、新たな生命が躍動する花園に変貌していきます。今年も希望をもって前進したいものです。

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