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2011年3月 6日 (日)

栃木の里山に群生する節分草(セツブンソウ)


 啓蟄の今日(3/6) は、本当に冬眠の虫が地上に顔を出すようなポカポカ陽気でした。天気もよかったこともあり、しばらく遠出のドライブをしていなかったりで、今日はスプリング・エフェメラルの花セツブンソウを求めて、栃木市の里山の星野町を訪ねてきました。
   

 三峰山の北側の山裾に位置する星野町は「遺跡と花の里」と言われています。縄文時代の竪穴式復元住居や地層たんけん館などがあり古代ロマンを秘めた所でもありますし、初春からロウバイ、マンサク、セツブンソウやカタクリなどの花が咲き賑わう里山の風景が広がっていることでも知られています。東北自動車道の栃木インターを下りて15分位とアクセスはきわめて便利です。
 

 目的地の星野町に着くや否や、はやる心を抑えながら案内板の指示に従い、セツブンソウの群生地に一目散に向かいました。
春の光を受け一面に咲き出したセツブンソウ(星野町)
 セツブンソウの群生地は三峰山の北斜面にあります。遊歩道がきれいに整備されていて、ゆったりとした散策路になっています。その遊歩道を歩き始めて山の斜面を見やると、林の隙間から差し込んでくる春の光を受け、セツブンソウが一面に咲き出していました。春の日差しを歓び、光のエネルギーで踊り遊んでるようです。無数の小さくて可憐な白い花があちこちで咲いている風景に出会えた幸運に感謝し、夢中でカメラのシャッターを切りました。
小さくて可憐な白いスプリング・エフェメラル(星野町)
 セツブンソウ(節分草;キンポウゲ科)は関東以西に分布し、谷間の日陰や山麓の木陰に自生します。節分の頃に花をつけることから節分草の和名が付いたとのことですが、この星野の里山では2月下旬から3月中旬にかけて咲き出すそうです。このセツブンソウはスプリング・エフェメラルの仲間です。スプリング・エフェメラルとは広葉樹林の林床などで春先に開花し夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の野の花を総称した呼び名で、「春の妖精」とも言われます。今までセツブンソウに出会ったことがありませんでしたので、近々スプリング・エフェメラルのコンテンツのコレクションに追加ておきたいと思います。 

 向島百花園 実は、昨日もセツブンソウが咲いているというので、都内の向島百花園を訪れてきました。この百花園は、江戸の文化・文政期(1804~1830年)に文人墨客の手で造られた美しい庭園で、大名庭園と異なった趣があります。現在では、東京都の公園となっていて、山野草を親しむ都民の憩いの場にもなっています。
 
向島百花園に咲くセツブンソウ
 ここではほんのすう数輪のセツブンソウだけが咲いていました。セツブンソウはよく目を凝らさないと春の野に溶け込んでいるようで、うっかり見逃すところでした。ここで初めてセツブンソウに出会いました。初めての出会いの翌日に、大群生地の「発見」です。この週末は本当に幸運に巡り会えました。

 
 話を星野町の里山に戻します。
 
桃源郷のような星野町の里山
 セツブンソウの群生地を巡る遊歩道は、この写真のように山裾に設けられています。マンサクやロウバイの黄色の花、ピンクの梅の花なども咲いていて、まるで桃源郷のような所でした。
 
黄花セツブンソウ(星野町)
 群生するセツブンソウを楽しんだ後は近くの「れすとらん五三六」で手打ち蕎麦を堪能。この五三六はオープンガーデンを公開していましたので、歩いて見たら黄花セツブンソウが満開になっていました。黄花セツブンソウはキンポウゲ科ですが、西洋から渡来した園芸植物で、セツブンソウとは少し趣が違います。、全体にセツブンソウよりやや大形で、葉も厚く光沢もあって、フクジュソウにも感じが似ています。
 
縄文時代の竪穴式復元住居(星野町)
 縄文時代の竪穴式復元住居もあるこの星野町の里山には、カタクリの群生地もあるようです。カタクリは3月下旬以降に開花しますので、今はまだ咲いていませんでしたが、その頃にも訪れて見たいものです。




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