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2011年6月 7日 (火)

大震災からもうすぐ3ヶ月、梅雨空に紫陽花が映える6月です


 まもなく大震災の発生からまもなく3ヶ月を迎えようとしています。依然として9万人もの方が避難生活を過ごしていますし、福島第一原発の収束にもまだまだ時間がかかりそうです。膨大な瓦礫の処理も難問です。震災復旧・復興に効果的な体制を組んで全力を挙げて対応していただきたいものです。


 さて、東京地方は早くも5月27日に梅雨入りしましたが、6月に入ってからもすっきりしない梅雨空が続いています。今朝の天気図(日本気象協会)を見ても日本列島の南側に梅雨前線が居座っています。やがて梅雨が明けますと、今度は暑い真夏の太陽が待っています。今年は節電が求められていますので、秋の涼しさが到来するまではじっと我慢の時期になります。

 この前の週末は、しばらくぶりに小石川植物園を散策してきましたが、やはり6月の季節の装いに変貌していました。

 園内の庭園の池の周りに白い花が大樹を覆っていました。5月にはナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の木が花盛りでしたが、この木は何でしょう。正体は、ノウゼンカズラ科の落葉高木ハナキササゲ((花木大角豆;)です。果実が細長いさく果でササゲ(大角豆)に似ていることからキササゲ(木大角豆)と呼ばれます。

 ハナキササゲの花を観察してみると、紺や黄色のスジが入っていてふわふわとふちが縮れていて、幻想的な感じがします。この模様はシャガ((著莪))の花によく似ています。


 高木ではないのですが、中国産の常緑小高木ガビハナミズキ(峨眉花水木)も、びっしりと白い花に覆われていました。ヤマボウシやハナミズキに似た花を付けます。色は薄く緑がかっているのが面白い。この木は園内の林地の目立ちにくい所に生えています。


 本来、6月の代表的な花はアジサイ(紫陽花;ユキノシタ科)ですが、まだ少し早めでした。園内では6月中下旬にかけて随所で西洋アジサイとかガクアジサイの花が咲き始めます。


 珍しいアジサイの仲間も見かけました。北米原産のカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の三角錐状に花が密生して咲いています。葉の形が柏の葉に似ていいることからこの名が付いています。


 比較的しっとりとした園内ですが、その中でパッと明るく華やいだ雰囲気はムシトリナデシコ(虫取り撫子;ナデシコ科)です。小さいピンクの花が群集して咲いていました。茎の粘液で小さな虫が這い上がってくるのを防いでいます。昆虫は問題なく空中から飛来します。


 アジサイと共にこの時期の代表的な花は、ハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科)です。庭園の池の所に、花菖蒲園があっていろんな名前のついた色とりどりのハナショウブが咲き誇るようになりますが、この時点ではまだポツン、ポツンといった感じで、全体の1割くらいが咲き始めたところです。ハナショウブの優雅な花は梅雨時のうっとうしさを忘れさせてくれます。


 この時期の特に半日陰地の草むらには、ドクダミ(毒溜)の白い花が群生しています。「十薬」ともいわれるドクダミは、様々な薬効があり、腫れ物、皮膚病などに利用されます。3月のハナニラ、4月のオオアマナから野の花の主役交代です。


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