年末に輝く都心の紅葉・黄葉の風景をまとめました
今月に入って、寒暖の差の大きい日々が続いています。今日は二十四節気の「大雪」でしたが、寒さが和らいだ一日でした。しかし、週末にかけて再び冷え込みが厳しくなるようで、いよいよ冬将軍の到来です。
この時期の東京の街中は、少し遅めの紅葉が見頃になります。特に黄金色に輝くイチョウの街路樹には目を見張るばかりです。今までにこの時期に撮影した都心の紅葉・黄葉の風景を「季節のスケッチ」の一つのコンテンツとして取りまとめました。
→ 都心の紅葉・黄葉
以下、都心の紅葉・黄葉の風景のいくつかを紹介します。

文京区本郷の東大構内のイチョウ並木。本郷通りに面する正門を入ると、奥の安田講堂まで黄金色のイチョウ並木が続いています。小春日和の休日などは、近所の親子連れなども多く、憩いの場になっています。(2008.12撮影)

文京区小石川の傳通院(浄土宗無量山寿経寺傳通院)の鐘楼堂の紅葉です。傳通院は、文京区の春日交差点から春日通りを少し上った所にある名刹。徳川家康の生母於大の方の墓所で有名で、境内はきれいに整備されています。(2010.12撮影)

お茶の水駅の聖橋口を出て、本郷通りの坂を少し下ると、大きなニコライ堂の建物が目に入ります。屋根の丸みから解るギリシャ正教会の建物。イチョウの高木に囲まれています。明治24年に建てられたが、関東大震災で被災し、昭和4年に修復されています。(2003.12撮影)

丸の内の和田倉門交差点付近の風景です。東京駅から皇居前までイチョウ並木が街路樹として植えられています。現在、東京駅が工事中ですので、リニューアルが完成したら素晴らしい眺めになると思います。林立する高層ビル(東京海上ビルと丸の内ビル)とイチョウの木のコラボレーションが見られます。(2010.12撮影)

和田倉門交差点付近の皇居外苑地区の一角に和田倉門噴水公園があります。オブジェと噴水もすっかり秋模様に囲まれています。この公園内のレストランではよく結婚式が執り行われています。(2007.12撮影)

神宮外苑のイチョウ並木の黄葉は有名です。青山通りの方から望んだ眺めで正面に見える石造りの外観は聖徳記念絵画館。道の両側は大勢の人出と車の縦列駐車で大賑わいです。(2009.12撮影)
最後に、都心にあって野趣に富む四季折々の樹木や花々を楽しむことが出来る文京区の小石川植物園もオススメです。年末の頃、木々の紅葉・黄葉の競演は見応えがあります。

例えば、園内の自然林の中にこのようなイロハモミジの木々が生えています。紅葉終盤とはいえ真赤なモミジ葉もまだまだ残っていて、冬空の青色との対比が際だって美しく鮮やかです。園内はどこでも自由に散策できるので、このような絵のような風景がふと目の前に出現し、驚いてしまいます。(2010.12撮影)
小石川植物園の紅葉・黄葉の詳細については、四季の植物(11月)や 四季の植物(12月) をご覧下さい。
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