東日本大震災を振り返って
先日の12月11日で、東日本大震災の発生から9ヶ月経過しました。この大震災は2011年3月11日(金)午後2時46分、三陸沖を震源としたM9.0の巨大地震の発生に伴い、大津波が東日本の岩手、宮城、福島、茨城など太平洋岸を一斉に襲いかかり、多くの人の尊い命を一瞬にして奪い、海岸沿いの街々が瓦礫の山と化してしまいました。また、大津波の来襲を受けた福島原発が炉心溶融事故を引き起こし、広範囲に放射能汚染を引き起こしました。未曾有の規模の大災害は、今までの日本の防災や原発に関する安全神話をあっという間に吹き飛ばしたのです。
もちろん、私が生まれてから初めて遭遇した人智を超えた大災害で、大自然のすさまじさに唯々恐れおののくばかりでした。テレビで津波の様子などが放映されても、とても現実の出来事とは思えず、何故このような信じられないことが日本に起きたのか、何故実直に生きてきた東北の人々がこのように罰を受けなければならないのか、悶々と思い悩み、唯々茫然自失といった状態がしばらく続いたような気がします。
→ 東北関東大震災(マグニチュード9.0)すさまじい被害をもたらす
しかしながら9ヶ月も経つと、悲しいかな次第に当時の記憶が薄れ、当時の感覚が霞んできます。最近では、こんなことでいいのかと思い大震災のことをWEBで調べていましたら、YouTubeに大震災関係の数多くの映像がアップされていることに気づきました。さすがに映像の情報発信力は大きく、当時の様子が生々しく脳裏に蘇ってきます。後世に東日本大震災のことを伝える格好の手段になり得ます。私自身も時々これらの映像記録を見返しては、これからの後半の人生の原体験として位置づけていきたいと思います。
→ YouTube映像(キーワード:東日本大震災)
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