謹賀新年、2012年が良い年でありますように
2012年の新年を迎え、新春のお慶びを申し上げます。
昨年は、東日本大震災、原発事故、タイ洪水、欧州財政危機、超円高相場の展開等々、私たちの日常生活を大きく揺るがす出来事が相次いで起きました。今年は、私たち日本人が力を合わせ、これらの苦難を乗り越え再び大きく飛翔できるような年であって欲しいと切望します。

ここ数年の元日の朝は、早起きしてわが家のベランダから初日の出の写真を撮ることにしていましたが、今年はあいにく曇り空で初日を拝むことができませんでした。寒空の下、カメラを構えてベランダでしばらく粘っていたのですが、願いが通じず残念でした。
初詣は近所の名刹傳通院と、浄土宗の東の総本山である芝増上寺の2カ所に行ってきましたが、いずれも例年よりも初詣客の数が多くなっているのが驚きでした。東日本大震災の影響で家族の絆や心の結びつきを求める傾向が強くなったことや、昨年のNHK大河ドラマ「お江」の関係で、いずれも寺も徳川家とつながりが強かったことなどが反映したのかもしれません。
いずれにしても私たちの生きる考え方が少し変わりつつあるような気がしました。

近所の名刹傳通院です。傳通院は今から約600年程前、当時は小石川極楽水の小さな草庵で無量山寿経寺という名で開創されました。それから200年後の慶長7年(1602年)、徳川家康の生母於大の方の逝去に伴い、この寿経寺を菩提寺と定め、於大の方の法名「傳通院殿」から「傳通院」と呼ばれるようになったとのことです。
元日の午後、ちょうど傳通院の本殿で参拝しているときに、お堂がガタガタと音を立て強い揺れを感じました。よもや再び大地震とも思い、みんな建物から離れました。調べてみると、鳥島付近を震源とするM7.0のやや大きめの地震で東日本の広範囲で震度3~4の揺れでした。まだ東日本大震災から1年経っていません。しばらくは新たな大地震や強い余震の発生に警戒を要します。

傳通院の境内には徳川家康生母の於大の方の墓所以外にも、徳川秀忠とお江の息女で、豊臣秀頼に嫁いだ千姫の墓所もあります。文京区の指定史跡になっていて、観光コースにも入っています。

芝増上寺は浄土宗の東の総本山になっていて、山形の墓所に納めている両親のお骨もここに分骨供養されています。東京タワーを背景に悠然と建立する増上寺は、徳川家の菩提寺です。2代将軍の秀忠をはじめ6人の将軍とそれぞれの正室、側室の墓がもうけられています。
傳通院の後に増上寺に向かったのですが、駐車場待ちの車が長蛇の列。仕方なく、家族だけが参拝して、私は近くの道路で車中待機と相成りました。増上寺は大駐車スペースを備えていて、このようなことは滅多にないことなので驚いてしまいました。いずれ日を改めて、落ち着いた頃にじっくりと参拝したいと思います。

最後に、正月のわが家の花壇です。正月のめでたさを表そうと、シクラメンとセンリョウの「赤」を強調しています。さらに「迎春」のハボタンの寄せ植えも集めてみました。
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