立春を迎えてまだ梅の花咲かず
今年の立春の日はちょうど土曜日でしたので、各地で梅まつりが始まりました。ところが、今年は年末からの寒さが続いているため、まだ梅の花が咲かず困っているところが多いそうです。
実は、私も梅の花を期待して小石川植物園の梅林を訪れてみました。先週は数輪の梅の花が咲いただけでしたので、今週こそは思っていたのですが……。この日も、先週とほぼ同じ状況で、やはり1本の寒紅梅の木にのみ数輪の梅の花が咲いているだけでした。梅林が賑やかになるのは、今月の中旬以降になりそうです。
以下、梅林も含めて立春の日の小石川植物園内の風景を紹介します。

梅林では、先週と比べてほんの数輪の梅の花が増えただけで、他のすべての梅の木は依然として蕾のままでした。ちなみに昨年のこの時期は、(梅の)花見の大勢の人で賑わっていました。→ 昨年のブログ記事

年明けから咲き出していたソシンロウバイ(素心蝋梅)の花が満開になっていました。まるで透き通ったロウ細工のような無数の花が青空に舞うように一面に広がっていました。

日本庭園とメタセコイア林の中間の地点にある池の周りの風景です。木々の様子はまだ冬木立ですが、どことなく春めいた感じがします。しばらくすると新緑が一斉に吹き出してきます。

園内の旧養生所の井戸の付近から、東京スカイツリ-がうっすらと見えます。この日は視界が良好だったようで、望遠レンズでスカイツリ-の細部まで視認できました。

細長く円柱状に垂れ下がっているのはハンノキ(赤楊;カバノキ科)の花穂です。地味な色合いで目立ちませんが、花穂を垂れた姿は印象的です。



園内には温室もあります。土日は公開されていますので、しばらくぶりに入ってみました。この温室には、世界遺産に指定された小笠原地方に由来する植物が多く収められています。一番上の写真は、カトレアの交配種です。これ以外にも、ラン科の植物の鉢が沢山置いてありましたが、名前は分かりませんでした。機会があれば調べてみたいと思います。
…> 季節のスケッチ(24年2月)
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