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2012年5月19日 (土)

初夏の候、小石川植物園では多くの○○ウツギの花が咲き出しました


 万緑が広がる5月中旬の頃になりました。小石川植物園ではそろそろツツジの花々が咲き終え、しばらく経つとアジサイやハナショウブの花々が咲き出すちょうど端境期になります。しかしながら、園内をよく見廻してみると、○○ウツギといったように、「ウツギ」の名前を有する木々の花々が盛んに咲いているのがわかります。


 単にウツギといえば、唱歌「夏は来ぬ」の中で、『卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来なくて ……』と唱われている卯の花(ユキノシタ科ウツギ属)のことで、この季節の風物詩として親しまれてきました。

 ウツギは漢字で空木と書きますが、このように枝や茎が中空になっている木々のことを○○ウツギと呼び、多くの○○ウツギの木々は5月から6月にかけてしっとりと落ち着いた花を咲かせます。

 今までに撮影した○○ウツギは多くありますが、植物の分類上は次のように整理されます。
 この中の幾つかの○○ウツギを紹介します。

 サラサウツギ((更紗空木;ユキノシタ科ウツギ属)15.5。八重咲き種で美しい色合い。芳香がある下向きの花です。シロバナヤエウツギも同じウツギ属の仲間。


 ノリウツギ(糊空木;ユキノシタ科アジサイ属)20.6。花の感じがガクアジサイに似ています。樹皮から、和紙漉きの糊を取ることからこの名が由来。ガクウツギも同じアジサイ属の仲間。


 タニウツギ(谷空木;スイカズラ科タニウツギ属)24.5。ピンクの花が密生して咲いていました。タニウツギは山野に自生する落葉低木で、特に谷間に多く生息します。アマギウツギオオベニウツギが同じ仲間。


 コゴメウツギ(小米空木;バラ科コゴメウツギ属)24.5。名前のとおり小さな白い花で、花の形はウツギに似ています。カナウツギが同じコゴメウツギ属の仲間。

 ドクウツギ(毒空木;ドクウツギ科ドクウツギ属)15.5。名前からして有毒でアルカロイドの痙攣毒を有する。トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物に挙げられています。

 ウツギ(卯の花)以外にも、この時期ならではの色んな花が園内に咲いています。  季節のスケッチ 「24年5月」




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