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2012年9月17日 (月)

敬老の日、植物園には秋の気配が着実に進行


 9月17日は敬老の日でした。厚生労働省公表によれば、2011年の日本人の平均寿命は女性85・9歳、男性79・4歳。大震災や自殺の影響などで男女とも平均寿命は縮んでいるいるとのことですが、それでも相当な長生き社会です。そして、65才を超える高齢者人口は約3千万人で総人口の23.3%を占め、わが国では確実な勢いで少子高齢化が進行しています。出来るだけ若い世代に負担をかけない社会づくりが待ったなしの課題になっています。

 
           (平成24年版高齢社会白書より)

 また、今後どのような国づくりを進めるのか、現在自民党と民主党の総裁選が奇しくも同時進行中です。総選挙も「近いうちに」実施されることでしょう。尖閣諸島の国有化に反対する中国の反日暴動や、わが国経済の根幹を脅かしかねない「原発ゼロ宣言」等々、信じがたいニュースが連日のように報じられています。

 わが国の未来が、子どもたちや孫たちの時代においても安心かつ豊かであり続けることが出来るように、私たちは賢明な判断を迫られています。

 

 さて、敬老の日に小石川植物を散策してきました。台風16号の影響で不安定な天候でしたので、早朝にサッと回ってきました。夏の暑さと少雨が延々と続いていますので、園内の状況が心配だったのですが、花々が季節を忘れずに咲き出していて秋の気配は着実に進行していました。




 この日のお目当ては、もちろん曼珠沙華(赤い花をあらわす梵語)の別名があるヒガンバナ(彼岸花)でした。連日の猛暑の影響がどのように出ているかやや心配でしたが、時期を忘れずに咲き始めていました。ただ、ほとんどが直立した茎の頂に花の蕾が付いた状態で、開花しているのは白花も含め、ほんの数本でした。あと1~2週間経つと、園内の随所に燃える炎のように美しいヒガンバナ(彼岸花)が満開になって咲き出すようになります。


 赤白色が交じったアオイ科フヨウ属のスイフヨウ(酔芙蓉)の花もかなり咲き出してきました。スイフヨウは一日花で、白色から赤色に徐々に変わってしぼみます。「酔う芙蓉」ということから、この風流な名がついています。


 園の入り口付近にフクロミモクゲンジ(袋実木欒子; ムクロジ科モクゲンジ属)の大樹があります。樹上を見上げると、黄色の花が盛んに咲いていて目を引きます。黄色の花ははらはらと地上に落ち、地面は黄色のオガクズを敷き詰めたようになります。


 ブドウの房ではありません。クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木コムラサキ(小紫;)が、その名のとおり紫色の小粒の実が房状に連なって枝中に付き始めました。赤い実を付ける樹木は多いのですが、紫色の実をつけるのは珍しい。


 北海道から九州までの山地に生える多年草カリガネソウ(雁金草;クマツズラ科カリガネソウ属)の薄青紫色の小さく優雅な花が風にたなびいていました。一つ一つの花の形をよく見ると、水鳥の雁(かり、がん)に似ています。


 全国に分布する多年草のツルボ(蔓穂;ユリ科ツルボ属)です。園内の池の周りに群生していて、ピンク色の花穂を付けていました。ツルボは「救荒食物」の一種で、その鱗茎は飢饉の時に食用に供され役立ったそうです。





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