「野の花プラス」を大幅にリニューアル
このたび、野の花プラスのコンテンツを大幅にリニューアルしました。本コンテンツは、小石川植物園で見かける野の花(山野草、雑草など)を中心に、さらに各地で見つけた野の花を加えてまとめたものです。五十音順や植物分類の科・属順の一覧リストも、サムネイル写真を付けて見やすく整理し直しました。

小石川植物園は四季の野趣に富んでいて、いろんな草花を見かけます。山野や林地、草原などで出会って感動するような山野草が多く生えています。
春にはカタクリ、フクジュソウ、ユキワリイチゲなどのスプリング・エフェメラル(春の妖精たち)が咲き出し、春が来た喜びを実感します。春先に開花し夏まで葉をつけると、あとは広葉樹林の林床などの地中で過ごす一連の野の花のことをスプリング・エフェメラルと総称します。

また、夏から秋にかけては、かつて山上憶良が万葉集で詠んだという秋の七草(オミナエシ(女郎花)、オバナ(尾花:ススキのこと)、キキョウ(桔梗)、ナデシコ(撫子)、フジバカマ(藤袴)、クズ(葛)、ハギ(萩) )もすべて園内で見つけることができます。

このほか、園内の路傍やあぜ道などには人間の生活圏にいつの間にか侵入してくるヒメオドリコソウ、ホトケノザ、オオバコなどのいわゆる雑草類も数多く自生しています。

もっとも山野草と雑草の明確な区分があるわけでもないので、取りあえず園内で見かけた草本をすべて野の花プラスに加えています。さらに、山形野草園、箱根湿生花園など各地で見つけた山野草も加えることにしていますので、最近ではどこに行っても草むら、林縁、路傍などに目を向けるようにして、新しい野の花を見つけることを楽しみにしています。
最終的には、個々の野の花ごとに写真と解説を加えた図鑑のようなものを作りたいのですが、これはもっと時間の余裕が出来てからじっくりと取り組みたいと思います。
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