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2012年10月14日 (日)

秋田の都市鉱山を訪ねて


 先日、秋田の都市鉱山(小坂精錬)を訪れる機会を得た。都市鉱山とは面白い言葉だが、都市でゴミとして大量に廃棄される携帯電話やパソコン基板などの中に金、銀などレアメタル等が含まれていることから、これを鉱山と見立てたものです。そして、都市鉱山から希少資源を再生し、有効活用しようというリサイクル産業の営みになります。最近では、レアメタル価格の暴騰などにより都市鉱山の役割が再評価されています。

 秋田の都市鉱山たる小坂製錬株式会社は、銅や鉛の製錬、濃硫酸の製造などを行うDOWAホールディングス傘下のDOWAメタルマインの事業子会社で、秋田県鹿角郡小坂町に本社および製錬所を置いています。



 長年の鉱業で培われた技術やノウハウを基に、小坂精錬は都市鉱山のリサイクル事業を開始し、世界一の複合リサイクル精錬所を目指しているとのこと。昨年は、米ビジネス誌で世界の最も革新的な企業として紹介されています。

  小坂製錬の最大の特徴は、有価金属を多く含む複雑硫化鉱を処理できる国内唯一の製錬所であるということです。都市鉱山として、金、銀、銅のベースメタルからビスマス、インジウム等のレアメタルに至るまで多種類の有価金属回収をリサイクルしています。



 生成された金、銀のインゴットです。金の延べ棒(約13㎏)は約40万台の携帯電話から精錬されるそうです。まさに「チリも積もれば山となる」のことわざ通りです。単に廃棄すれば何も残らないのですが、丹念に「拾い集めて」有用な原材料にリサイクルしているわけです。事業とは言え、その仕業には頭の下がる思いがします。

また、 製錬・リサイクル以外にも、1,000t/月処理可能な土壌熱処理設備を備えており、まさに複合リサイクル精錬所を核とした世界に類のないリサイクル・コンビナートとしての発展が期待されています。

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