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2012年10月 8日 (月)

快挙!山中伸弥教授、iPS細胞研究でノーベル医学・生理学賞を受賞


 京都大学教授の山中伸弥iPS細胞研究所長が本年のノーベル生理学・医学賞を受賞することが決まりました。生物のあらゆる細胞に成長できるiPS細胞研究が受賞理由になっています。今後、再生医療の手法を用いて難病治療などに大きな福音をもたらすものとして、大いに期待されています。ここ数年はずっとノーベル賞受賞候補者となっていました。本当におめでとうございます。
     

 日本人のノーベル賞受賞者を以下の表にまとめてみました。

  2012年(医学・生理学賞)山中 伸弥 
 2010年(化学賞)根岸 英一、鈴木 章      
 2008年(物理学賞)南部 陽一郎、小林 誠、益川 敏英
      (化学賞)下村 脩        
 2002年(物理学賞)小柴 昌俊 (化学賞)田中 耕一        
 2001年(化学賞)野依 良治        
 2000年(化学賞)白川 英樹        
 1994年(文学賞)大江 健三郎  
 1987年(医学・生理学賞)利根川 進      
 1981年(化学賞)福井 謙一        
 1974年(平和賞)佐藤 栄作    
 1973年(物理学賞)江崎 玲於奈          
 1968年(文学賞)川端 康成
 1965年(物理学賞)朝永 振一郎        
 1949年(物理学賞)湯川 秀樹    

 今回の山中教授で、日本人のノーベル賞受賞者は19人目になります。このうち化学賞、物理学賞、医学・生理学賞の「理系」の受賞者は16人目になるわけで、わが国研究者の水準の高さを示しています。ちなみに、中国や韓国の理系ノーベル賞受賞者は皆無です(文系でも中国のノーベル平和賞1件のみ)。

 言い換えると、わが国は科学技術分野で多大な国際貢献をしているわけです。最近、不本意ながら領土問題に絡めて隣国から不当な圧力を受け、自信を失いがちになりますが、そのようなことはありません。わが国が科学技術研究や経済活動を通じて、人類社会に広く貢献していることは大いに誇示しうることです。自信をもって未来に進んでいきましょう。


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