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2013年3月23日 (土)

3月下旬、早くもソメイヨシノが満開になりました


 今日(3月23日)の日曜日、早くもソメイヨシノが満開になりました。昨年の満開は4月8日頃でした(→ ブログ記事 )ので、約2週間早まったことになります。ちょうど1ヶ月前には、強い寒波により北海道や東北地方が記録的な大雪に見舞われたばかりです(→ ブログ記事 )。よもや、桜の開花がこんなにも早まるとは全く想像できませんでした。最近の「荒れる気象」のせいだと言えばその通りなのですが、そもそも、その荒れる気象の原因が何なのか大いに気になるところです。

 毎年ソメイヨシノが満開になる休日には、小石川植物園に臨時入口が用意されます。わが家からほんの数分ですので楽々と行き来できました。そして、ソメイヨシノを始めとしていろいろな桜の花を堪能してきました。    → 季節のスケッチ(25年3月)



 植物園に出かける前に状況観察です。わが家のベランダから見てみると、園内の桜並木の付近が白いじゅうたんのようになっていて、ほぼ満開になっていることを確認しました。先日満開になったハナモモ(花桃)が左手前に見えます。


 ハナモモ(花桃)は日に日に色鮮やかになってきました。赤い椿との対比がいい感じです。


 植物園の入り口から坂道を上った所に本館の建物があり、時計が備わっています。今日は混雑を避けて9時半頃に入園しました。


 ソメイヨシノの桜並木です。小石川植物園は普通の公園とは違うのですが、この時期はやはり桜の木の下に陣取っての花見になります。朝早くから何組かがシートを広げています。


 ソメイヨシノの圧倒的なボリュームの優雅な桜色の花が木全体を覆い、春の青空の中に美しく広がっています。日本美の極致のように素晴らしい眺めです。まさにソメイヨシノは王者の風格を有しています。


 桜並木のすぐ隣りに大きな芝生がありますが、ここにも何本もの桜の木が植えられています。ここでも花見の準備が始まっています。


 ソメイヨシノ(染井吉野)はオオシマザクラとエドヒガンの交雑種です。かつて竹中要博士(1903-1966 昭和時代の植物遺伝学者)がメイヨシノ)の起源を研究する過程で、ソメイヨシノのいろんな品種が生まれました。これは『帝吉野』です。


 『伊豆吉野』。


 『天城吉野』。


 『三島桜』。


 『山越』。


 エドヒガン(江戸彼岸)の高木もあります。桜の野生種の一つで、早々と彼岸ごろに楚々とした花を咲かせます。ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種で、樹齢2000年を超えるといわれる神代桜(山梨県実相寺境内に生える)もエドヒガンです。また、ソメイヨシノの片親としても知られている。


 エドヒガン(江戸彼岸)のすぐ隣りにシダレザクラ(枝垂れ桜)が植えられています。やはり高木です。花の感じがエドヒガンによく似ています。青空に枝垂れる様は風情があります。


 ヤマザクラ(山桜)は日本の野生の桜の代表的な種で、寿命が長く大木になります。和歌にも数多く詠まれています。吉野の桜が有名です。ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。これは『星桜』の名が付いています。


 これは『二輪桜』の名が付くヤマザクラです。花のつき具合をよく見てみると、名前の通り、2輪の花づつ仲むつまじく並んで咲いています。いい感じですね。




 非常に珍しい桜の花を見つけました。花が凝集して咲いているのも珍しいのですが、何よりも強いバラの香りがするのには大変驚きました。中国原産で、Prunus pusilliflore Card. の名が付いています。和名はまだ無いようです。


 このツツジの花も珍しい。中国原産のホンコンドウダン(香港満天星;ツツジ科ドウダンツツジ属)です。やや大きめで蝋細工のような花が印象的です。中国では旧正月に咲くので、ニューイヤー・フラワーとして人気があるとのこと。


 先日咲いているのを見つけたカタクリの花ですが、この日も元気に咲いていました。奥まった所ですので、やはり殆どの人が気がつかずに通り過ぎていきます。


 クサノオウ(ケシ科クサノオウ属)の野の花も、今年になって初めて見つけました。日当たりのよいところに見られる多年生草本植物です。皮膚病の湿疹(くさ)を治す薬効があるために、「くさ(瘡)の王(おう)」と名が付いています。



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