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2013年6月

2013年6月23日 (日)

梅雨の合間、緑の皇居東御苑の風景


 23日の日曜日は梅雨の合間の晴天で、久しぶりに緑あざやかな皇居東御苑を訪れてきました。あまり暑くもないまあまあの気候でしたので、広大で落ち着いた雰囲気の苑内をゆったりと散策して、花菖蒲、紫陽花、泰山木など季節の花々が鑑賞できました。


 皇居には、地下鉄竹橋駅近くの平川門から入りました。梅林を過ぎ、道に沿ってしばらく歩いていくと、緑広がる二の丸庭園が見えてきます。江戸時代の庭絵図面をもとに池泉庭園として復元されたとのこと。後方には、丸の内の高層ビルがそびえています。


 二の丸庭園の一角にある菖蒲田では、明治神宮から株分けされたというハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)の青紫色の花が咲いていました。


 二の丸庭園近辺で、多くの野の花を見かけました。この橙色の花はノカンゾウ(野萱草;ユリ科ワスレグサ属)。有名なニッコウキスゲと同属です。


 オカトラノオ(丘虎の尾;サクラソウ科オカトラノオ属)の花も見つけました。野山や丘陵などの草地に生えます。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がっています。


 ネジバナ(捩花;ラン科ネジバナ属)の花。小さな花をよく見ると、鐘状で横向きに咲きます。これらの花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲き、ちょうどネジのようです。


 二の丸庭園から汐見坂を登っていくと、江戸城本丸の天守台が見えてきます。天守閣の土台部分だけが残っています。この天守台を望むように広大な芝生が広がり、それを囲むように多様な植物が配置されています。


 アジサイ(紫陽花;アジサイ科アジサイ属)の花がまだ随所に残っていました。しっとりとした美しさを醸し出しています。


 タイザンボク(泰山木;モクレン科モクレン属)の細長い厚い葉の中を覗くと巨大な花が見つかります。直径数10cmの花が堂々と咲いていました。周りを圧倒するような威厳があります。


 本丸休憩所の近くでは、ニワウメ(庭梅;バラ科サクラ属)に赤い実が付いていました。生食や果実酒に利用されます。


 ヤマモモ(山桃;ヤマモモ科ヤマモモ属)の木にも赤い果実が付いていました。この実は甘酸っぱく、ジャムや果実酒に用いられます。ヤマモモは温暖な山地に生えています。


 モクゲンジ(木欒子;ムクロジ科モクゲンジ属)の樹上には、細かい黄金色の花がぎっしりと付いていました。モクゲンジの種子で数珠を作ります。


 散策を終え平川門から出ると、皇居周りの道路は大勢のマラソン人や自転車ライダーであふれんばかり。横断歩道を横断するのにも気をつける必要があります。


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祝!富士山が世界文化遺産に登録決定


 プノンペンで22日に開催された国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会において「富士山」の世界文化遺産登録が決まりました。国内の世界文化遺産としては、2011年の「平泉」(岩手県)に次いで13件目。自然遺産を含めると17件となるとのことです。国民の一人として、日本のシンボルのような存在である富士山が世界文化遺産に登録されたことは大変嬉しい限りです。

 富士山は、山頂の信仰遺跡群や登山道、富士山本宮浅間大社、富士五湖、忍野八海などで構成されています。古来、日本人の重要な信仰対象であり続けてきたことに加え、江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎らの作品の題材になって海外にも影響を与えた芸術の源泉としての価値が評価され、今回の登録決定に至ったようです。

 私には、登山は苦手なので富士登山の経験はないのですが、富士山の雄姿を求めて富士五湖や箱根など何回か訪れたことがあります。今回の世界文化遺産登録を受けて、これまでの 季節のスケッチ の中の富士山の風景をまとめて見ました。


 紅葉まつり中の河口湖。湖畔から望む霊峰富士の姿は圧巻でした。今まで何度か河口湖を訪れたことがあるのですが、冠雪した富士山に出会ったのは初めてです。(2012.11撮影)


 河口湖にゆかりの深い故古賀政男氏の音楽碑も建立されています。(2012.11撮影)


 昇仙峡から甲府市内への下り坂の途中に富士山の眺望スポットからの風景です。富士の山頂が夕陽に映えていました。(2012.11撮影)


 芦ノ湖湖畔の小高い丘に立つ成川美術館から芦ノ湖が一望できます。あいにくうっすらとしか見えませんでしたが、後方の山並の合間に富士山の雄姿が拝めました。(2010.4撮影)


 河口湖の大石公園にはまだコスモスの花が少し残っていました。富士山を背景にしたカメラワークは贅沢な気分になります。(2008.11撮影)


 静かな精進湖の湖畔。パンパスグラス(シロガネヨシ)の群生もありました。富士は何にでも似合います。(2008.11撮影)


 精進湖の辺では、富士山のシルエットを背景にコスモスの花が風にたなびいていました。(2005.9撮影)



 青木ヶ原の公園で青紫のブルーサルビアの花が一面に咲いていました。かやぶき屋根とうまく調和しています。(2005.9撮影)


 箱根・芦ノ湖スカイラインの三国峠から眺めた霊峰富士です。雲の上から冠雪した山頂付近が見えたのですが、これだけでも感動しました。(2004.12撮影)


 箱根・芦ノ湖スカイラインは素晴らしいビューポイントが沢山あります。この風景の芦ノ湖は箱根火山のカルデラにできた細長い湖です。(2004.12撮影)

 将来、富士山の噴火の可能性も取りざたされていますが、美しい富士山の雄姿は永遠であって欲しいと願っています。


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2013年6月16日 (日)

6月中旬の小石川植物園、緑の散歩道には紫陽花、花菖蒲、……


 6月16日(日)、久しぶりに小石川植物園を散策してきました。午前中は雨が本降りだったのですが、午後になって上がってきましたので、出かけてきました。緑の装いの園内を散策すると、アジサイやハナショウブなど、この季節の旬の花々が出迎えてくれます。


 雨上がり後の園内は、しっとりと落ち着いた雰囲気で日常の疲れを癒してくれます。一面の緑に残る雨露が陽光に輝き、緑の世界は鮮やかさを増していました。


 今日は、木々の生命力の凄さを目の当たりにしました。ナツヅタ(夏蔦;ブドウ科ツタ属)が伸びて繁茂し、イタリアヤマナラシ(いわゆるポプラ)の高木の幹をぎっしりと覆っていました。このすさまじい光景に圧倒されました。


 さて、この時期は園内の各所に季節の花のアジサイ(紫陽花;ユキノシタ科アジサイ属)を見かけます。わが国固有種のガクアジサイ(額紫陽花)が大樹の下に群生していました。見事な風景です。ガクアジサイは、花序の周縁を装飾花が額縁のように取り囲んでいることからこの名が付いています。


 散歩道を進んでいくと群生するセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)にも出会いました。円錐状に咲くセイヨウアジサイは、観賞用として庭木にもよく用いられていますので、単にアジサイというとこの西洋アジサイのことを思い浮かべる人が多いと思います。


 フイリガクアジサイ(斑入り額紫陽花)の花です。花はガクアジサイそのものですが、この名のとおり、葉に斑が入っています。ガクアジサイから品集改良された園芸種です。


 やはりガクアジサイの園芸種で「城ヶ崎」の名が付いています。装飾花が珍しい赤紫色で目立ちます。


 ヤマアジサイ(山紫陽花;ユキノシタ科アジサイ属、別名:サワアジサイ)。湿り気のある林や沢沿いに生育することからサワアジサイの別名があります。ガクアジサイよりも花序が小さめで、質実な感がします。



 この時期、ハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)もアジサイと並ぶ風物詩になっています。植物園内には青紫、紫、白、黄など色とりどりで形状も微妙に異なる花々が咲き競う花菖蒲田がありますが、咲き具合はまばらでした。花期の終わり頃になっていたのかも知れません。


 アジサイやハナショウブ以外にもいろんな花や果実を見かけました。ハマナス(浜梨;バラ科バラ属)の濃い赤紫色の花とオレンジ色の可愛らしい果実が同じ株の中に同居していました。ハマナスの果実は、弱い甘みと酸味があり、ビタミンCが豊富に含まれることから、健康茶などの健康食品として市販されています。


 バラ科ビワ属の常緑高木ビワ(枇杷)がオレンジ色の果実をつけていました。「桃栗三年柿八年枇杷は早くて十三年」といわれるように、果実を付けるようになるまでが長い。果肉は甘く、生食され、葉はアミグダリンやクエン酸などを多く含み、乾燥させてビワ茶とされる。


 この時期によく見かける野の花のドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属)です。白い花が園内のあちこちの草むらを覆わんばかりに盛んに咲いています。ドクダミは独特の臭気がありますが、十薬と呼ばれるように様々な薬効を有しています。


 ニワゼキショウ(庭石菖;アヤメ科ニワゼキショウ属)。日本庭園の池の周りに多く見かけました。芝生や草地に群生する一年草で、北米原産で観賞用として輸入されたものが野生化しているとのことです。


 見かけることが少ないのですが、トキワツユクサ(常磐露草;ツユクサ科ムラサキツユクサ属)の白い花弁の三角形の花が路傍に咲いているのを見つけました。ムラサキツユクサと同属。トキワツユクサは、南米原産で日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれたものが現在では野生化しています。


 最後にわが家の花壇です。赤紫色のサフィニアの花や、最近買い求めたハイビスカスの赤い花が咲いています。




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2013年6月15日 (土)

6月上旬、白山神社の紫陽花まつり


 毎年6月上旬に、近所の白山神社@文京区で紫陽花まつりが開かれます(今年の開催期間は6月8日から16日まで)。今年はいろいろと用事があったので、祭り終盤の6月15日(土)の訪れてきました。
  

 白山神社には、約3千株の多様なあじさいが、神社境内から隣接する白山公園にかけて植えられていて、梅雨入りの頃になると咲き競うようになります。この地の白山神社は、江戸時代に小石川植物園内にありましたが、5代将軍綱吉の屋敷造営のため、現在地に移ったそうです。白山神社はこの縁で、その後綱吉と生母桂昌院の厚い帰依を受けたと言われています。


 わが家から白山神社の境内に入るためには、長い急な階段を上ります。手前の紫陽花や白山神社の提灯が祭りの雰囲気を盛り上げています。


 境内に入ると、大勢の人で賑わっていました。正面奥が本堂になりますが、参拝のための行例が長く続いています。いつもは、静かな境内ですが、この時期だけは賑わいます。


 本堂の裏の白山公園から見る落ち着いた雰囲気の景観です。白山公園のアジサイと境内のアジサイが繋がって咲き競っていました。





 境内や白山公園には、色とりどりのアジサイの花が咲いていて壮観です。西洋アジサイから日本固有のガクアジサイ、ヤマアジサイ、シチダンカ等のいろんな種類のアジサイを楽しむことができました。



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2013年6月10日 (月)

初夏の山形の風景(続)、東根はサクランボ一色に染まる


 6月に入っての週末、2週連続で郷里の東根市@山形県を訪れてきました。さくらんぼマラソン大会と重なり、1万人を超えるマラソン人が集まったとのこと。この時期の東根はサクランボ一色に染まっていました。



 ちょうどサクランボの実が色づいてきて、収穫もボチボチ始まっていました。今年は気候の関係からやや遅めで、6月下旬が収穫本番になるようです。ところで、サクランボは桜の木になるものと間違っている人が非常に多いのですが、このように桜の木と異なるサクランボの木にかわいらしい実が沢山付きます。


 東根市はサクランボの生産量が日本一ということで、サクランボを観光の目玉にしています。山形新幹線の駅名も「さくらんぼ東根」です。東根温泉も「さくらんぼ東根温泉」と改名したほどです。


 さくらんぼ東根駅から東側に市街地が広がっています。後方は奥羽山系の山並みが連なっています。東根市は仙台市と関山峠を通じて隣接していますし、山形空港もあって交通の要所を占めていることもあり、山形県内では珍しく人口が増加している自治体になります。

  
 佐藤錦は美味しいサクランボの代名詞になっている銘柄です。大きな粒で甘くてほんのりと酸味が効いていて、贈答品にも好まれています。この佐藤錦を生んだ佐藤栄助翁は東根市三日町生まれですので、翁の功績をたたえ像が駅前広場に立っています。



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2013年6月 2日 (日)

初夏の山形は緑あふれる風景


 6月に入って直ぐの週末、用事があって郷里の東根@山形に出かけてきました。山形地方の梅雨入りはまだで、初夏のカラッとした良い天候の中で、緑あふれる風景を楽しんできました。


 時間の余裕があるときには、東根小学校の校庭にそびえる日本一の大ケヤキを訪れ、勇気をもらうことにしています。私が小学生の頃から半世紀経つ訳ですが、相変わらず悠久の時間を超えて悠然とそびえ立っています。昨年秋の紅葉の姿から一変して鮮やかな緑衣を纏い、巨大な横綱が奉納されていました。


 大ケヤキの近くにある堂の前公園です。秋には、湖面から後背の山地まで一帯が錦秋模様になっていましたが、この時期は緑一色です。公園の湖の周りは格好の散歩道になっています。


 公園の周りの街路樹に、ヤマボウシの白い花が咲いていました。赤、白のハナミズキも街路樹に多く用いられていますが、ハナミズキの花期は終わっています。


 ヤマボウシの街路樹の根元にはピンク色のナデシコが植えられていました。この地はさくらんぼ東根温泉の観光地でもあることから、アヤメとかパンジー、ペチュニアなどの草花できれいに街角が飾られています。


 東根から西方向の眺望です。月山の白く丸い頂上があいにくと雲に覆われていました。少しだけ頂上部が見えます。手前の田んぼは田植えが済んで水を張っています。イネの苗が日々成長していきます。この田園地帯で収穫されるブランド米の「つや姫」は、もちもち感があって全国的な人気をが博しています。


 月山の方向から少し左方向、すなわち南西方向に向きを変えると、うっすらと朝日山系の雪渓が連なっているのが見えました。今まで全く気がつかなかったので、新たな「発見」です。



 東京から山形まで、東北自動車道、山形自動車道とつないで約400㎞のドライブになります。これらの自動車道は人里、山間地を通っていますので、途中いろんな風景を楽しみながらドライブできます。この時期は、緑あふれる風景の中に、ヤマボウシ、ニセアカシア(ハリエンジュ)、ナナカマドなどの白い花や、ヤマフジ、キリの青紫色の花を所々で見かけます。運転中ですので写真は撮れないのですが、身の保養になります。上の写真は奥羽山地の高地にある古関パーキングからのもので、万緑の中でヤマフジやヤマボウシの花がアクセントになっています。

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