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2013年6月16日 (日)

6月中旬の小石川植物園、緑の散歩道には紫陽花、花菖蒲、……


 6月16日(日)、久しぶりに小石川植物園を散策してきました。午前中は雨が本降りだったのですが、午後になって上がってきましたので、出かけてきました。緑の装いの園内を散策すると、アジサイやハナショウブなど、この季節の旬の花々が出迎えてくれます。


 雨上がり後の園内は、しっとりと落ち着いた雰囲気で日常の疲れを癒してくれます。一面の緑に残る雨露が陽光に輝き、緑の世界は鮮やかさを増していました。


 今日は、木々の生命力の凄さを目の当たりにしました。ナツヅタ(夏蔦;ブドウ科ツタ属)が伸びて繁茂し、イタリアヤマナラシ(いわゆるポプラ)の高木の幹をぎっしりと覆っていました。このすさまじい光景に圧倒されました。


 さて、この時期は園内の各所に季節の花のアジサイ(紫陽花;ユキノシタ科アジサイ属)を見かけます。わが国固有種のガクアジサイ(額紫陽花)が大樹の下に群生していました。見事な風景です。ガクアジサイは、花序の周縁を装飾花が額縁のように取り囲んでいることからこの名が付いています。


 散歩道を進んでいくと群生するセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)にも出会いました。円錐状に咲くセイヨウアジサイは、観賞用として庭木にもよく用いられていますので、単にアジサイというとこの西洋アジサイのことを思い浮かべる人が多いと思います。


 フイリガクアジサイ(斑入り額紫陽花)の花です。花はガクアジサイそのものですが、この名のとおり、葉に斑が入っています。ガクアジサイから品集改良された園芸種です。


 やはりガクアジサイの園芸種で「城ヶ崎」の名が付いています。装飾花が珍しい赤紫色で目立ちます。


 ヤマアジサイ(山紫陽花;ユキノシタ科アジサイ属、別名:サワアジサイ)。湿り気のある林や沢沿いに生育することからサワアジサイの別名があります。ガクアジサイよりも花序が小さめで、質実な感がします。



 この時期、ハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)もアジサイと並ぶ風物詩になっています。植物園内には青紫、紫、白、黄など色とりどりで形状も微妙に異なる花々が咲き競う花菖蒲田がありますが、咲き具合はまばらでした。花期の終わり頃になっていたのかも知れません。


 アジサイやハナショウブ以外にもいろんな花や果実を見かけました。ハマナス(浜梨;バラ科バラ属)の濃い赤紫色の花とオレンジ色の可愛らしい果実が同じ株の中に同居していました。ハマナスの果実は、弱い甘みと酸味があり、ビタミンCが豊富に含まれることから、健康茶などの健康食品として市販されています。


 バラ科ビワ属の常緑高木ビワ(枇杷)がオレンジ色の果実をつけていました。「桃栗三年柿八年枇杷は早くて十三年」といわれるように、果実を付けるようになるまでが長い。果肉は甘く、生食され、葉はアミグダリンやクエン酸などを多く含み、乾燥させてビワ茶とされる。


 この時期によく見かける野の花のドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属)です。白い花が園内のあちこちの草むらを覆わんばかりに盛んに咲いています。ドクダミは独特の臭気がありますが、十薬と呼ばれるように様々な薬効を有しています。


 ニワゼキショウ(庭石菖;アヤメ科ニワゼキショウ属)。日本庭園の池の周りに多く見かけました。芝生や草地に群生する一年草で、北米原産で観賞用として輸入されたものが野生化しているとのことです。


 見かけることが少ないのですが、トキワツユクサ(常磐露草;ツユクサ科ムラサキツユクサ属)の白い花弁の三角形の花が路傍に咲いているのを見つけました。ムラサキツユクサと同属。トキワツユクサは、南米原産で日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれたものが現在では野生化しています。


 最後にわが家の花壇です。赤紫色のサフィニアの花や、最近買い求めたハイビスカスの赤い花が咲いています。




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