謹賀新年2014、本格的な経済再生へ

2014年の新年おめでとうございます。
朝7時頃、わが家のベランダから初日を拝んできました。すべての人にとって、今年が平穏で幸多き年であることを祈念申し上げます。
さて、昨年来の大胆な金融政策、機動的な財政政策及び成長戦略の三本の矢による一体的な取組みにより、消費等の内需を中心とした景気回復の動きや企業収益の増加による雇用・所得環境の改善の動き等、いわゆるアベノミクス効果が徐々に浸透してきています。
今年は、この景気回復の動きを本格化させる年です。わが国経済を支えるいろんな産業が力を結集して成長戦略に沿った発展を目指すことで、見事に経済再生を成し遂げられると思っています。私の仕事上の関連が深いナノ・マイクロ分野においては、MEMSデバイスの応用・普及が着実に進展しています。現在の国内市場規模が1兆円弱で、今後も年率2桁の成長が見込まれています。
私どもの周りでも、例えば自動車、スマホ、タブレットの中では加速度センサー、圧力センサー、MEMSマイクロフォン等のいろんなMEMSがふんだんに使われており、今や製品の小型化・高機能化に必須のデバイスとなっています。さらに、最近では社会インフラの老朽化、少子高齢化社会の進展等のわが国が直面する大きな社会課題を解決するツールとして、MEMSセンサーや自立電源、無線機能を組み合わせたセンサーネットワークシステムが注目されていて、このための技術開発プロジェクトの動きも本格化しつつあります。

今年も、このようなナノ・マイクロ分野の産業発展のダイナミズムを各企業のビジネス展開にしっかりと取り込むことができるよう、迅速な製品開発をサポートするオープンイノベーションセンターの整備や産学連携による先端技術に関する研究開発プロジェクトの推進等の産業活性化を支える活動を行っていきたいと思います。
そして、これらの活動がわが国の経済再生、強い経済の復権に少しでも役立つことを希っています。
| 固定リンク
「新年所感・総括」カテゴリの記事
- 謹賀新年2023(2023.01.01)
- 謹賀新年2022(2022.01.01)
- 謹賀新年2021(2021.01.01)
- 2020年の新年おめでとうございます(2020.01.01)
- 謹賀新年2019 - 新たなステージへ(2019.01.01)
コメント