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2014年6月 3日 (火)

植物園に泰山木、花菖蒲などの花々が咲き始めました 


 6月に入り、日本を取り巻く強い高気圧の影響で西日本から北海道までの各地で猛暑日が続出し、過去に例のない真夏のような暑さとなっています。東京では、今週後半から暑さが落ち着くようですが、今度は雨雲が近づき大雨に注意とのことです。梅雨入りも近いということでしょうか。

 さて、5月下旬の休日に小石川植物園を訪れてきました。「猛暑」の前でしたが、それでもなるべく暑さを避けようと午前の早い時間に園内を回ってきました。この日は林の中でタイザンボクの大樹に白い花が数輪咲き出していました。また、菖蒲田ではハナショウブの花がようやく咲き始めたところでした。以下、この時期のしっとり感漂う園内の様子を紹介します。


 園内の林の奥にタイザンボク(泰山木;モクレン科モクレン属)の大樹があります。園内の散策路から外れて目立たない所にあるため、普段はあまり近づかない場所なのですが、この頃になると開花が気になり、時々足を運ぶようになります。この日も恐る恐るタイザンボクの樹上を見上げたところ、なんと威風堂々の白い大きな花が咲き始めていました。高所に神々しく咲くタイザンボクの花は王者の風格があります。この花を見つけた時の喜びは格別です。
 この時期は、タイザンボク以外にもいろんな木々の花を見かけます。


 薄暗い林の中でぼーっとうす紅く煙っているようなものを見つけます。近づいてよく見ると、開花中のハグマノキ(白熊の木;ウルシ科ハグマノキ属)でした。木全体の印象からスモークツリーの別名があります。


 遠くから見ると、薄い雲に覆われたように見えるのはセンダン(栴檀;センダン科センダン属)の木です。白い小さな花が密集して枝に付いています。冬の時期の冬木立の状態になると、小さなうすい黄色の実がまるで丸い団子のように枝に付くようになります。


 東アジア原産の落葉高木ハシドイ(モクセイ科ハシドイ属)の木に小粒の白い花が塊となって盛んに咲いていました。この時期北海道に咲く薄紫色のライラックは有名ですが、ムラサキハシドイ(紫丁香花)といってハシドイと同属です。


 ウツギ(卯の花)の仲間のサラサウツギ(更紗空木;ユキノシタ科ウツギ属)の花です。サラサウツギはウツギの八重咲き種で白い花にピンク色の文様が入っていて美しい色合いです。


 日本各地の山野に自生するシモツケ(下野;バラ科シモツケ属)の花です。ふっくらとした感じのピンク色や白色の花が椀状に密集しています。蜜を求める虫が群がってきます。シモツケは庭木としてもよく用いられます。



 園内の菖蒲田を覗いてみたら、ポツポツとハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)の花が咲き出していました。白、紫、黄、薄紅などの花菖蒲の優雅な姿は梅雨時のうっとうしさを忘れさせてくれます。


 この時期、白や淡い色の花が多い中で鮮やかなピンク色の花が目を引きます。これはムシトリナデシコ(虫取り撫子;ナデシコ科マンテマ属)が可憐な小さいピンク色の花です。面白い和名ですが、葉のすぐ下の茎から粘液を出していて、そこで小さな虫が上がってくるのを防いでいるとのことです。


 夏の暑さに強い多年草のヤマモモソウ(山桃草;アカバナ科ガウラ属)。小さく白い花がそよ風に舞っていました。花の姿形が白蝶に似ていることからハクチョウソウ(白蝶草)の別名があります。


 この小さく可憐な花はニワゼキショウ(庭石菖;アヤメ科ニワゼキショウ属)です。葉の形がアヤメやハナショウブなどに似ています。日本の各地に野生化し自生しています。


 いよいよ、園内の草むらに群生するドクダミ(毒溜;ドクダミ科ドクダミ属)の白い花が目立つようになってきました。 「十薬」ともいわれるドクダミは、名前の印象とは異なり様々な薬効があり、腫れ物、皮膚病などに利用されます。



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