2014 山形の夏の風景
今年もお盆の時期に郷里の山形(東根)に帰省してきました。天気は台風11号や前線の影響で不安定でしたが、そのおかげで気温があまり上がらず、割と過ごしやすい感じでした。ただ、恒例の花笠が練り歩く東根まつりは雨模様でしたので残念ながら見物を断念。
今回は雨が上がっても曇天が広がり、カラッとした夏空が見られませんでしたが、それでも自宅近辺を車で廻って山形の夏の風景を撮ってきました。

東根小学校の校庭にそびえる国指定特別天然記念物の大ケヤキの相変わらずの雄姿です。東根の大ケヤキは、南北朝時代(1347年ころ)小田島長義が築いた東根城(小田島城)内に植栽されていたものといわれています。東根の大ケヤキはこの地に生活する人々をずっと見守り続け、そして子どもたちの成長を育み続けてきました。私も「けやきっ子」の一人で、小学生の頃はいつも大ケヤキの周りで遊んでいました。帰郷すると、再会を求めて自然に足が向きます。

大ケヤキの近くの龍興寺沼(かつての城の堀)の畔には秋の花コスモスが咲いていました。秋近しということでしょうか。

東根市に隣接する村山市の東沢バラ公園です。日本有数の規模を誇るバラ園と3つの湖を中心とした美しい公園で、最盛期には2万株余りのバラが咲き誇ります。見頃は過ぎましたが、落ち着いた佇まいの中で多くのバラの花がまだ残っていました。隣の市といっても車でほんの10分位の近さです。


東根市を含む山形盆地は有名な米どころで、最近では、冷えてもおいしさが変わらない「つや姫」の人気が高まっています。青々とした田園が広がっていますが、稲穂の実りはこれからです。秋の深まりに連れ田んぼは黄金色に変貌し、稲穂が垂れるようになります。

東根は果樹栽培も盛んです。さくらんぼは超有名ですが、この時期にはブドウのデラウェアがちょうど収穫期になっています。種なしで糖度が高く食べやすいので、ブドウ狩りも盛んです。この後はラフランスやフジリンゴなどが次々に出てきます。

わが実家の庭先です。青々と茂った木々に囲まれ小さな子どもたちも思いっきり遊び回れます。

ご近所の軒先に赤紫色のサルスベリの花を見つけました。それぞれの家で思い思いに花を愛でています。

近所の畑の中にはヒマワリ(向日葵)の花が植えられていました。観賞用でもなさそうですので、タネを食用にしているのかも知れません。
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