梅雨明けの猛暑の中、古代蓮の里、足利フラワーパークへ
各地に豪雨災害をもたらした台風11号の通過とともに、関東地方は7/19に梅雨が明けました。ちょうど海の日を含む3連休に時期を合わせたかのようでした。梅雨明けの猛暑の中、古代蓮の里(埼玉県行田市)と足利フラワーパークに日帰りでドライブしてきました。
(古代蓮の里)


古代蓮の里への訪問は、昨年7月初旬以来2回目になります。昨年はちょうど見頃の時期だったため、10万株もの美しい古代蓮の花が一面に咲き広がり別世界のような心地を味わいましたが、今年は昨年より約2週間遅れでしたので見頃が過ぎ、花もポツポツといった感じでした。

まだ少し残っていた古代蓮の見事な大輪の花です。行田市の天然記念物に指定されている古代蓮(行田蓮)は原始的な形態を持つ1400年~3000年前の蓮で、現代の蓮より花びらの枚数が少なく、大きいのが特徴です。

美しい大輪の花も次第に花弁が散り、花の中心部の花托が浮き出てきます。花托の形状が蜂の巣に似ていることから、「はち巣」となり 「はす」と呼ばれるようになったという説があります。
花弁が散ったあとの花托は、花弁が散ると生長しながら果托に変化します。同時に、受粉しためしべも成熟して褐色化し、硬い果皮を持つハスの実になります。古代蓮の里売店では、果托を乾燥させ販売をしています。
美しい花を咲かせた蓮の地下茎は、秋になると生長がとまり、翌年の発芽にそなえて栄養をたくわえます。この地下茎がレンコンです。
里内の池には古代蓮以外の水生植物も分布しています。これは、スイレン(睡蓮;スイレン科スイレン属)の花です。蓮の花にも似ていますが、スイレンの花は小柄で水面に浮かんでいます。
(足利フラワーパーク)
古代蓮の里を後にして、次は足利フラワーパークに向かいました。車で40分北上すると目的地に到着です。このルートは、短いものの埼玉→群馬→栃木の3県を通るようになっています。
足利フラワーパークは大藤4本 ( 野田九尺藤 3本、八重黒龍藤 1本 ) と 80m に及ぶ白藤のトンネルが有名です。栃木県天然記念物にも指定されており、見頃を迎える
4月中旬から 5月中旬の 1ヵ月間は大勢の人出、観光客で賑わいます。今の時期は当然ながら藤の花も終え、猛暑も重なって人出は少なめでした。
パーク内では猛暑の中、夏休みに入った子どものためのいろんなイベントが企画されていました。
パーク内を散策していると、「フラワーパーク」の名の通り、至る所に季節の花々が見事に配置されているのが分かります。
この時期見頃の花は、バラの花(上)や熱帯スイレン(下)になります。これから9月にかけて熱帯スイレンが、水辺に浮かぶ花の妖精のように池面いっぱいに咲き広がります。
この近辺には、みかも山公園とか渡良瀬遊水池とか行ってみたかった所が他にもあったのですが、猛暑で降参。楽しみは後に取っておくことにして、このまま帰宅と相成りました。
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