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2015年8月27日 (木)

「四季の植物」のコンテンツを大幅リニューアルしました!


 このたび、四季の植物@季節のスケッチのコンテンツを大幅にリニューアルしました。





 「四季の植物」のコンテンツは、2002年3月以来毎月撮影してきた季節感あふれる小石川植物園の植物の写真(木々の花、野の花、紅葉、夏木立、冬木立など)の中から、月ごとに整理し取りまとめましたもので、各月の季節のスケッチ・セレクションとも言えます。

 わが家の直ぐ近くにある小石川植物園は、植物学の研究・教育活動を目的とする東京大学附属施設ですが、誰でも自由に散策できるようになっています。私も自分の公園であるかのように、週末になる と森林浴を兼ねて、デジカメを持って野趣に富む四季折々の樹木や花々を楽しんでいます。

 今回の大幅リニューアルのポイントは次のようになります。

1)各月のすべての写真の表示を従来の横表示から、次のような縦表示に変えました。



 縦表示に変えたことにより、見やすくなってお目当ての植物を探しやすくなりました。また、各行ごとにラベルを設定したので、その植物への直接リンク機能が強化され、例えば野の花プラス@季節のスケッチのコンテンツの花の名前からここに飛んでくるようになりました。


2)野の花(草本)の写真について、小石川植物園以外の各地で撮影したものも加えました。

 魅力的な山野草に出会ったときの感激は得がたいものですが、必ずしも小石川植物園にすべて生えているとは限りません。霧ヶ峰高原の八島湿原、箱根湿生花園、西蔵王高原の山形野草園、栃木の星野の森、皇居東御苑等々、私の多くのお気に入りスポットがあって、それぞれ珍しい山野草が見つかります。そこで、「四季の植物」にこれらの貴重な山野草の写真を加えることにしました。

 ちなみに、2012年8月に訪れた霧ヶ峰高原の八島湿原からは次のような山野草がコレクションに加わりました。

ヤナギラン(柳蘭;アカバナ科ヤナギラン属)。細長い茎がヤナギに似て、花の形がランに似ているのが和名の由来



アキノキリンソウ(秋の麒麟草;キク科アキノキリンソウ属)。茎の総状の花を付けます。



キオン(黄苑;キク科キオン属)。茎の先端に黄色の鮮やかな小花が凝集しています。



ゴマナ(胡麻菜;キク科シオン属)が群生していました。よく見ると、小さい頭花が散房状に多く咲いています。葉が胡麻に似るので、この名が付いたといわれる。


ヨツバヒヨドリ(四葉鵯;キク科ヒヨドリバナ属)。フジバカマやヒヨドリバナに似る。4枚の葉が輪生します。



イブキボウフウ(伊吹防風;セリ科イブキボウフウ属)。本州北部や北海道に分布するが、南限の伊吹山最初に見つかった。



エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子;ナデシコ科ナデシコ属)。北海道や本州中部以北に分布。



ワレモコウ(吾亦紅;バラ科ワレモコウ属)。秋の高原に暗赤色の丸い花穂を付けます。



タチフウロ(立風露;フウロソウ科フウロソウ属)。茎が長く立ち上がっている。




ハクサンフウロ(白山風露;フウロソウ科フウロソウ属)。高山の雪渓付近に分布。




クサフジ(草藤;マメ科ソラマメ属)が一面に咲いていました。青紫色の花がフジの花に似ています。




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 お盆が過ぎ、さしものすさまじい猛暑が治まってきました。台風の影響もあり、8月下旬には雨模様が続き、半袖ではうすら寒いほどになっています。ぼちぼちと出歩いて、写真撮影を復活させようかと思います。



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