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2015年11月

2015年11月21日 (土)

紅葉に染まるナンキンハゼ、アメリカスズカケノキなどの大樹


 11月下旬の3連休の1日、小石川植物園を散策してきました。今年は暖かい日が多かったので東京の平野部の紅葉は遅めとのですが、はやりそのような感じでした。それでも、園内ではイロハモミジをはじめスズカケノキ、ナンキンハゼなどのいろんな木々の紅葉を楽しむことができました。


 ソメイヨシノの木々が立ち並ぶ園内の桜並木です。かなり紅葉が進んでいました。


 静かな池の水面に周りの桜の木の紅葉が映っています。四季折々に風景が変化します。


 ちなみに同じ場所の今年の春(4月)の風景です。サクラの花やイロハモミジの緑葉が美しくコラボしていました。


 植物園の奥の方に、スズカケノキやユリノキなどの巨木が林立する一角があります。散策路は褐色の落葉で覆われていました。


 この区域にそびえ立つ落葉高木のアメリカスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)の大樹を見上げてみました。かなり落葉が進んでいましたが、まだ褐色に染まった大きな葉が残っていて、この空間をぎっしりと覆っていました。


 日本庭園の近くではナンキンハゼ(トウダイクサ科ナンキンハゼ属)の大樹が紅葉していました。キラキラと秋の日差しの中で無数の木の葉が輝いていました。

 遠方に池袋のサンシャインビルが望めます。


 紅葉の定番のイロハモミジです。現時点では真っ赤に燃えるな輝きと紅葉前の緑葉とが共存していました。これからドンドンと紅葉が進んでいきます。


 落葉が目立つハゼノキ(ウルシ科ウルシ属)ですが、紅葉も少し残っていました。ハゼノキは美しく紅葉し、俳句でも秋の季語になっています。枝から黒く垂れ下がっているのはハゼの実で、これから蝋(ロウ)を取ります。


 シナマンサク(支那満作;マンサク科マンサク属)の黄葉です。日差しを受けた葉の裏側から撮った写真。黄葉がより輝きます。


 ソメイヨシノの紅葉が美しく青空に映えています。


 イチョウの大樹が見事に黄葉していました。このイチョウの木は精子発見で有名になった記念樹です。


 イチョウの木の幹が無数の黄葉ですっかり覆われています。これから12月にかけて、都心はイチョウの黄葉で輝き出します。


 これは水湿地に生育する落葉針葉樹のラクウショウ(落羽松;スギ科ヌマスギ属、別名はヌマスギ)の大樹です。うっそうと褐色の紅葉をまとっていました。近づいてよくみると、無数の松ぼっくりが付いています。


 この時期は紅葉・黄葉が主役になりますが、季節ならではの花々も見かけました。これは、数メートルもの草丈のコダチダリア(キク科ダリア属)で、見上げないと花が見えません。皇帝ダリアの別名が付くほど威風堂々と青空の中で花が咲き並んでいました。


 サザンカ((山茶花;ツバキ科ツバキ属)の花は年明けの頃までここしばらく咲き続けます。この赤いサザンカの花には歌枕の名が付いています。


 サザンカと同じツバキ科のグランサムツバキ。元々香港に自生するツバキで、日本に渡来したもの。ツバキ園の中ではなく、メタセコイア林のすぐ近くで大輪の白い花を咲かせていました。


 林立するメタセコイア林は紅葉が遅れています。かすかに色づいていますが、まだ青々と茂っています。来月の紅葉が楽しみです。

…> 季節のスケッチ(27年11月)

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2015年11月 8日 (日)

日本三景の松島海岸の秋風景


 仙台に用事があったので、その帰り松島海岸に立ち寄ってきました。東日本大震災からの復興はかなり進んでいましたが、瑞巌寺や五大堂はまだ修復中でした。松島の紅葉名所の円通院の庭園は、この時期ちょうど美しく紅葉していました。


 松島は美しい景勝地で、江戸時代の儒学者、林春斎が「日本国事跡考」に記した日本三景(松島、天橋立、宮島)の一つです。


 2011年の東日本大震災の大津波によって、島の文化財の一部が破損するなどの被害が発生したものの、周辺の自治体と比較して被害は軽微だったとのこと。松島湾内に点在する島々が緩衝材となり津波の勢いを弱めたと見られています。今は観光船は元に戻っていました。


 宿泊した丘の上に建つ大観荘からの松島湾の朝の眺望です。天気が良ければ松島湾から昇る日の出が見られたのですが、この日は曇っていて残念でした。


 ちなみに、前回(2006年3月)松島を訪れた時は美しい日の出を拝むことが出来ました。



 松島といえば国宝瑞巌寺です。瑞巌寺は伊達政宗ゆかりの寺で、伊達家の菩提寺です。参拝しようと思ったのですが、あいにく震災の修復工事中ということで叶いませんでした。



 瑞巌寺の伽藍となる五大堂が近くの湾に飛び出た小島に建っています。ここも、本堂、中門、御成門が修理中のため非公開となっていました。五大堂は松島湾に突き出た小島の上に立つ宝形造り本瓦葺きの素木の建物で、 坂上田村麻呂の創建した毘沙門堂がその起源とされています。現在の建物は、伊達政宗公がその後桃山様式の粋を尽くして再建したもので、瑞巌寺に先だって建立されました。桃山建築としては、東北地方最古の建物だそうです。




 紅葉で有名な松島の円通院(円通寺ともいう)です。国宝瑞巌寺や五大堂のすぐ近くの寺院で、伊達政宗の孫の光宗の霊廟があります。松島に紅葉の名所があるとは思っていなかったのですが、庭園の木々はまさに美しい紅葉に彩られていて感動しました。

…>季節のスケッチ(27年11月 松島)

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