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2015年12月

2015年12月 6日 (日)

12月上旬、東京の街が紅葉・黄葉に輝く(都心)


 この時期、東京都心のイチョウの街路樹が黄葉で覆われ、街中が別世界のような美しい黄金色の風景に一変します。あいにくの曇り空でしたが、12月上旬の日曜日(12/6)に美しい黄葉の風景を求めて和田倉門、本郷などの都心に出かけてきました。


 これは皇居前から丸の内の和田倉門交差点そして東京駅方面の眺望です。東京駅丸の内口までの行幸通り沿いのイチョウの街路樹が見事に黄葉していました。高層ビルが林立していますが、左が東京海上ビルで右が丸ビルになります。イチョウの木と高層ビルのコラボレーションです。


 一方、行幸通りと交差するように走る日比谷通りの街路樹は黄葉するイチョウと常緑のヤナギです。イチョウの黄葉が皇居の堀の水面にきれいに映っています。中央に見える洋風の銀行会館の建物がこの風景に似合っています。



 和田倉門交差点付近の皇居外苑地区の一角に和田倉門噴水公園の黄葉風景です。オブジェや噴水が巧みに配置されています。公園内は清掃が行き届いていてゴミ一つ落ちていません。


 この日は皇居東御苑内の乾通りが一般に公開されるとあって、入苑を待つ大勢の人が列をなしていました


 所変わって、ここは文京区本郷の東大構内のイチョウ並木です。本郷通りに面する正門を入ると、奥の安田講堂まで黄金色のイチョウ並木が続いています。安田講堂の時計台がしっかりと見えます。多くの人が行き来していました。


 このイチョウ並木から少し離れた工学部キャンパス内にイチョウの大樹がそびえていますが、まさに黄葉真っ盛りでした。


 イチョウの大樹の東側を見やると、黄葉に彩られた工学部六号館の建物です。この建物は懐かしいわが学舎になります。


 お茶の水駅の聖橋口から本郷通りの坂を少し下った所に建つ大きなニコライ堂の建物です。丸い屋根をもつギリシャ正教会の建物で、関東大震災で被災したものの昭和4年に修復されています。街路樹のイチョウの高木に囲まれていますが、ここの黄葉の本格化はこれからのようです。

 今回は時間があまりなかったのですが、そのうち都心の他の様々な黄葉名所も廻ってみたいと思います。

…> 季節のスケッチ(27年12月)

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2015年12月 5日 (土)

12月上旬、東京の街が紅葉・黄葉に輝く(小石川植物園)


 12月に入り初めての週末。天気が良かったので近くの小石川植物園を散策してきました。2週間ぶりの入園でしたが、前回よりはかなり紅葉・黄葉が進展していました。ここしばらく暖かな天候が続いていたので、紅葉・黄葉の仕上がり具合を心配していたのですが、イロハモミジ、メグスリノキなど期待通りの鮮やかさでした。


 閑静な日本庭園の池の周りには、ドウダンツツジの紅葉やイチョウの黄葉が目立ちます。この日は抜けるような青空で絶好の写真日和でした。



 イロハモミジの並木径の風景。木によって状況が異なりますが、全体としてかなり紅葉が進んでいました。青空に映える紅葉は鮮やかです。


 並木径以外でも、園内のあちこちにイロハモミジを見かけます。このイロハモミジは鮮やかな黄金色に輝いていました。


 林の中の大樹です。圧倒的な紅葉で迫力があります。


 四季折々に変化する日本庭園近くの小さな池の水面。池に浮かぶ枯葉とともにイロハモミジの紅葉やイチョウの黄葉が美しく映っています。



 この池の近くの林地にメグスリノキ(カエデ科カエデ属)の高木の鮮やかな紅葉が始まっていました。奥まっているため気が付く人も少ないようです。メグスリノキは日本に自生し、その名のごとく葉を煎じて服用したり、洗眼すると目の病気に良いとのことです。


 上記以外にもこの日はいろんな紅葉・黄葉を楽しむことが出来ました。これはフウ(楓;マンサク科フウ属)の木の黄葉です。中国・台湾原産の落葉高木で、木の葉の形が同じ漢字名をもつカエデに似ています。


 高木のヘラノキ(箆の木;シナノキ科シナノキ属)を見上げると黄葉が空中に点在していました。ヘラノキはボダイジュやシナノキの近縁種で、ヘラ型の苞が付くことに名が由来。


 落葉高木ムクロジ(無患子;ムクロジ科ムクロジ属)の黄葉です。落葉後に残る木の実には沢山のサポニンが含まれ、石鹸のように泡立ちます。


 カジカエデ(梶楓;カエデ科カエデ属)。青空の下に褐色がかった黄葉が美しく輝いていました。カジカエデの葉は掌のように大きく、オニカエデ、オニモミジともいわれます。


 中国原産のニッサボク(ヌマミズキ科)。ニッサボクの紅葉は橙色から真赤に変わっていきます。街路樹や庭園樹に用いられています。


 イヌブナ(ブナ科ブナ属)の黄葉が陽光に輝いていました。イヌブナは日本の寒くない山野に自生します。材質がブナより劣ることから、和名が由来。


 ヤマボウシ(山法師;ミズキ科ミズキ属)の真っ赤な紅葉です。ヤマボウシは初夏に白い花を咲かせます。


 スギの先祖 といわれるメタセコイア(アケボノスギ;スギ科メタセコイア属)が林立しています。前回(2週間前)はまだ青々と茂っていたのですが、一気に褐色の紅葉が進んできました。やがて来る冬木立も見応えがあります。

 これ以外にもいろんな写真をアップしています。

…>季節のスケッチ(27年12月)



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