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2016年4月10日 (日)

サクラ満開の後は新緑の世界やツツジの花々


 ソメイヨシノの満開の週末からちょうど1週間過ぎ、園内の様子は徐々に変わってきました。もちろん、ソメイヨシノ以外のいろんなサクラの花が咲き続けていますが、その一方で新緑の世界がが広がり、色鮮やかなツツジの花々が咲き出してきました。まさに美しい季節の到来です。


 小石川植物園の日本庭園の風景。ソメイヨシノ(左上)の花が散ってしまいました。


 異なったアングルからの日本庭園の風景。中央に見えるヤマザクラ(山桜)はまだ盛んに咲いています。また、左下は常緑樹のクスノキ(楠)ですが、ちょうどこの時期に葉が入れ替わり、新葉は赤味を帯びています。


 日本庭園の近くの池の周り。散りゆくサクラの花と鮮やかさを増す新緑のコラボの風景です。どんどん季節が移っていきます。


 イロハモミジの並木道です。新緑がまばゆい感じになってきました。秋の紅葉のトンネルもいいのですが、新緑も心地いいものです。


 仁科蔵王の名が付く珍しいモスグリーン色のサクラの花が咲いていました。サクラの花は白色、うす紅色、赤紫色のものが殆どですので、正直モスグリーン色の花には驚きました。この仁科蔵王は、2007年に理研の加速器「リングサイクロトロン」から発生する重イオンビームを照射して突然変異を誘発させてつくり出した新種のサクラです。“仁科”は理研加速器の父である仁科芳雄に、“蔵王”は山形で育種したものであることに由来するとのこと。


 ふつうのサクラの近縁種のセイヨウバクチノキ(西洋博打の木;バラ科 サクラ属バクチノキ亜属)。ヨーロッパ東南部から西アジア原産の常緑木。名前といい、白い房状に直立する形状の花序といいなかなか面白いサクラの仲間です。


 ツツジの花も見頃になってきました。園内の散策路のすぐ傍に真っ赤なヤマツツジが咲いていました。

ツツジ園もカラフルで賑やかになってきました。これはムラサキオンツツジ(紫雄躑躅;ツツジ亜属ミツバツツジ節)。背景のクスノキの新緑との対比も見応えがあります。


 オンツツジに対してメンツツジ(雌躑躅;ツツジ亜属)とも呼ばれるフジツツジ(藤躑躅;ツツジ亜属)も咲きだしていました。オンツツジと比べて小柄で優しい感じがします。


 草むらの小宇宙も春の野の花でにぎやかです。オオアマナの白い花やタンポポの黄色の花が競い合って咲き広がってきました。


スプリング・エフェメラルの仲間のムラサキケマン(紫華鬘;ケシ科キケマン属)も見つけました。華鬘というのは仏殿の欄間などの装飾具のことです。ムラサキケマンは初夏まで成長した後、地上部が枯れ、地下に団子状の塊茎を残します。そして、その年の秋になると数枚の葉を出して年を越し、春になると花茎を立てて花をつけるといったライフサイクルを有しています。

…>季節のスケッチ(28年4月)



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