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2016年6月

2016年6月19日 (日)

6月中旬のサクランボ収穫時の山形風景


 6月中旬に帰郷し、サクランボ収穫時の山形を回ってきました。収穫時でたわわに赤い果実が付いたサクランボの木々、緑の山腹に配置された山寺立石寺の絶景などをドライブしながら楽しんできました。


 山形はちょうどサクランボ(バラ科サクラ属サクラ亜属、別名は桜桃)の収穫時でした。郷里の東根市はサクランボ生産が日本一で、山形新幹線の駅名も「さくらんぼ東根」と付いています。
 現在、多く生産されていサクランボの品種は佐藤錦です。佐藤錦は東根市の佐藤栄助翁がナポレオンと黄玉を交配してできたもので、甘くて実に美味しい。贈答用にも多く出荷されています。


 県内の至る所にもぎたてサクランボの直販所が設けられていました。また、サクランボ狩りの観光農園もあって、県外から多くの観光客が訪れています。


 芭蕉記念館が建つ山形の観光スポット「山寺風雅の国」からの絶景です。正面の緑の覆われた山腹に配置された山寺(宝珠山立石寺)の大小30余りの堂塔が一望できます。入山客は写真右下の根本中堂を参拝して、その後山中の石段を登って、左上の五大堂までたどり着きます。秋の紅葉時に訪れた時の時の風景も素晴らしいものでした。
 立石寺は天台宗に属し、貞観二年(860年)天台座主第3世慈覚大師円仁によって創建。元禄二年(1689)には俳聖松尾芭蕉が奥の細道の紀行の際この山寺の地を訪れ、「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の名句を詠んでいます。


 格好の見晴らし所になっている五大堂付近の拡大写真です。何人かの観光客の姿が堂内に見えます。


 山形市内の村木沢から見た蔵王連峰の雄姿です。蔵王連峰は、東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中の連山で、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置します。蔵王は御釜、スキー場、温泉などが有名な観光地になっています。


 山形はソバの産地として有名ですが、村木沢の付近に白いソバ(蕎麦;タデ科ソバ属)の花が広がっていました。ソバの栽培は春播きの夏ソバと夏播きの秋ソバがあって、これは夏ソバの花になります。花の後につく実から美味しい蕎麦料理が作られます。


 郷里(東根市)の我が家の庭先の様子です。この時季は、ちょうどアジサイの花やシモツケの花が美しく咲いていました。

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2016年6月17日 (金)

SSI 国際標準化プロジェクトがスタート


 このたび、経済産業省の委託事業としてマイクロマシンセンターとNMEMS技術研究機構が共同で提案した「スマートセンシング・インタフェース(SSI)国際標準化」の研究テーマが採択されました。

 今後マイクロマシンセンターとNMEMS技術研究機構は、NTTデータ、オムロン、セイコーインスツル、日立製作所、富士電機、三菱電機、ローム、東京大学、産業技術総合研究所、および次世代センサ協議会の産学10機関の参加協力を得て、2016年度~2018年度の3年間にわたり国際標準化に係る研究開発を実施していきます。

     [標準化の概念図]


 具体的には、本事業でSSI規格の構成要素となるスマートセンサ及び自立電源のスペック表示法、スマートセンサが備えるべきハード的要件であるインタフェース仕様等の国際規格原案を作成し、事業期間内にIEC等へ新規提案を行うことを目指します。

(参考)
 → SSI 国際標準化プロジェクトの概要


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2016年6月 5日 (日)

初夏の都心はハナショウブ、アジサイなどの季節の花々が見頃を迎える


 初夏の香りが広がる6月に入ってすぐの週末、小石川植物園、皇居東御苑と巡ってきましたが、この時季ならではのハナショウブやアジサイの花々がちょうど見頃を迎え、色とりどりに美しく咲き出していました。

(小石川植物園)

 土曜日(6/4)は梅雨入り前のさわやかな一日でした。小石川植物園を回ってきましたが、桜並木の木陰では、みんな座り込んで初夏の香りを存分に楽しんでいました。



 園内の菖蒲田では色とりどりにハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)の花が咲き出していました。ハナショウブの優雅な花は梅雨時のうっとうしさを忘れさせてくれます。





 また、アジサイ(紫陽花;ユキノシタ科アジサイ属)もやはりこの時季の旬の花です。園内ではいろんな種類のアジサイの花が咲いていました。上からガクアジサイ(額紫陽花)、ヤエガクアジサイ(八重額紫陽花)、西洋アジサイ、カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)です。


(皇居東御苑)
 翌日の日曜日(6/5)は関東甲信地方の梅雨入りが発表され、朝方は雨模様だったのですが、昼前には上がりました。そこで皇居東御苑に出かけてきました。皇居は観光コースに入っているようで苑内はおおぜいの外国人観光客で賑わっていました。

 まず苑内の二の丸庭園にある菖蒲田を訪れました。ここでも色とりどりのハナショウブが美しく咲き競っていました。背景の現代的な丸の内高層ビルと和風のハナショウブは見事に調和しています。




 この菖蒲田のハナショウブは、1966年に明治神宮御苑の菖蒲田から株を譲り受け、以来84品種のハナショウブがしっかりと守り育てられているそうです。
 二の丸地域から汐見坂を上ると本丸地域です。本丸では天守台がすぐ目に入ります。当然この天守台には江戸時代初期の頃、天守閣がそびえ立っていたのですが、寛永年間の1657年に大火で焼失してから、そのままになっているとのこと。おおぜいの人が天守台に上り下りしています。


 天守台の前には大芝生が広がっていますが、大芝生をはさんで天守台と対極方向に樹形の良い2本のケヤキの木が仲良く並んでいます。


 本丸地域にはタイザンボク(泰山木;モクレン科モクレン属)の高木が生えています。その高木に神々しく堂々たる花が随所に咲き出していました。花の大きさ(直径20~30cm)に驚かされます。


 本丸地域の土手の斜面にいろんなアジサイの花が植えられていて紫陽花ロードの感がありました。
   
 初夏の小石川植物園、皇居東御苑はともに都心の緑のオアシスのようで、心身が本当にリフレッシュできました。

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