初夏の都心はハナショウブ、アジサイなどの季節の花々が見頃を迎える
初夏の香りが広がる6月に入ってすぐの週末、小石川植物園、皇居東御苑と巡ってきましたが、この時季ならではのハナショウブやアジサイの花々がちょうど見頃を迎え、色とりどりに美しく咲き出していました。
(小石川植物園)

土曜日(6/4)は梅雨入り前のさわやかな一日でした。小石川植物園を回ってきましたが、桜並木の木陰では、みんな座り込んで初夏の香りを存分に楽しんでいました。


園内の菖蒲田では色とりどりにハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)の花が咲き出していました。ハナショウブの優雅な花は梅雨時のうっとうしさを忘れさせてくれます。




また、アジサイ(紫陽花;ユキノシタ科アジサイ属)もやはりこの時季の旬の花です。園内ではいろんな種類のアジサイの花が咲いていました。上からガクアジサイ(額紫陽花)、ヤエガクアジサイ(八重額紫陽花)、西洋アジサイ、カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)です。

(皇居東御苑)
翌日の日曜日(6/5)は関東甲信地方の梅雨入りが発表され、朝方は雨模様だったのですが、昼前には上がりました。そこで皇居東御苑に出かけてきました。皇居は観光コースに入っているようで苑内はおおぜいの外国人観光客で賑わっていました。

まず苑内の二の丸庭園にある菖蒲田を訪れました。ここでも色とりどりのハナショウブが美しく咲き競っていました。背景の現代的な丸の内高層ビルと和風のハナショウブは見事に調和しています。



この菖蒲田のハナショウブは、1966年に明治神宮御苑の菖蒲田から株を譲り受け、以来84品種のハナショウブがしっかりと守り育てられているそうです。

二の丸地域から汐見坂を上ると本丸地域です。本丸では天守台がすぐ目に入ります。当然この天守台には江戸時代初期の頃、天守閣がそびえ立っていたのですが、寛永年間の1657年に大火で焼失してから、そのままになっているとのこと。おおぜいの人が天守台に上り下りしています。

天守台の前には大芝生が広がっていますが、大芝生をはさんで天守台と対極方向に樹形の良い2本のケヤキの木が仲良く並んでいます。

本丸地域にはタイザンボク(泰山木;モクレン科モクレン属)の高木が生えています。その高木に神々しく堂々たる花が随所に咲き出していました。花の大きさ(直径20~30cm)に驚かされます。

本丸地域の土手の斜面にいろんなアジサイの花が植えられていて紫陽花ロードの感がありました。

初夏の小石川植物園、皇居東御苑はともに都心の緑のオアシスのようで、心身が本当にリフレッシュできました。
…> 季節のスケッチ(28年6月)
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