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2016年10月 7日 (金)

ススキの穂が揺れ秋の風情たっぷりの小石川植物園


 先日、東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏が「オートファジー」の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞し、明るい話題で国内が沸き立ちました。一方、秋晴れのここ小石川植物園もススキの穂が揺れ、秋の風情がたっぷりになってきました。


 園内のサクラ並木では、少しづつ黄葉、落葉が進んでいて、夏の木々の濃い緑とは様変わりです。園内では秋の花々、木の実なども多くみられ、秋の深まりを実感します。


 白いシュウメイギク(秋明菊;キンポウゲ科イチリンソウ属)の花が可憐に咲いていました。シュウメイギクの名前は、キク科のようですが、実はキンポウゲ科の植物です。


 シュウメイギクには、勲章のように立派な形をした赤い花もあります。貴船菊や秋牡丹の別名があります。


 キク科の花々にチョウやハチなどの昆虫が盛んに集まっていました。これは、薄い紫色の花が優雅にたなびくシオン(紫苑;キク科シオン属)の花です。古い時代に薬草として渡来したが、現在では薬草より観賞用として多く栽培されている。


 背の高いキク科アキノキリンソウ属のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)にヒョウモンチョウが止まっていました。セイタカアワダチソウは形状のいい黄色の花穂を付けます。北米原産の帰化植物で河原や空き地などに群生します。


 ノゲシ(野芥子;キク科ノゲシ属)の花にモンキチョウが止まり、蜜を吸っていました。ノゲシは花期は春から秋で黄色のタンポポのような花が咲きます。各地の路傍や空き地などに分布。背丈は高めです。


 山地に生える多年草カリガネソウ(雁金草;クマツズラ科カリガネソウ属)が多くの薄青紫色の小さく優雅な花を付けていました。花の形が水鳥の雁(かり)に似ています。


 北海道から九州の山野に生える多年草ナンテンハギ(南天萩;マメ科ソラマメ属)の青紫色の花。ナンテンハギは草原や林縁部など、比較的日当たりのよい場所に生えます。2枚の小葉を付けることからフタバハギの別名あり。


 秋の七草の一つのハギ(萩;マメ科ハギ属)の花です。花の形がよく似るナンテンハギは草本ですが、ハギは木本に属します。紅紫色の小さな花を細い枝に多数つけて枝垂れて咲いています。


 木の実や果実も多く見かけました。コムラサキ(クマツヅラ科ムラサキシキブ属)が紫色の実をつけていました。木の実は赤色のものが多いのですが、植物の世界は奥深いですね。


 園内には多くのイチョウの大木が生えています。この時期ちょうどイチョウの実が熟し、木の下にも多数落ちています。少々臭いが気になりますが、これから美味しい銀杏(ぎんなん)が作られるとは妙なものです。


 マルバチシャノキ(丸葉萵苣の木;ムラサキ科ムラサキ科チシャノキ属)の大樹に黄色の実の大きな塊が随所に付いていました。木の下に落ちている実の皮をむいてみると、バナナの香りに似た果肉が出てきます。


 アジア原産のヒメザクロ(姫石榴;ザクロ科ザクロ属)に小さな赤紫色の実がポツンと付いていました。ヒメザクロは6月頃に小さな赤い花を咲かせ、園芸用として栽培されています。チョウセンザクロ、ナンキンザクロなどの別名あり。


 山地の林の中などに生える多年草ヤブミョウガ(藪茗荷;ツユクサ科ヤブミョウガ属)が黒い実が点々と付けていました。葉の形がミョウガに似ていることがヤブミョウガの名の由来になります。

 これら以外にもいろんな写真があります。
     …> 季節のスケッチ(28年10月)



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