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2016年12月 3日 (土)

12月初旬、黄金色に輝く都心のイチョウの黄葉


 小春日日和の12月初旬の週末は、都心のイチョウの木々も見事に黄葉し、黄金色に輝いていました。


 本郷通りに面する東京大学正門を入ると、奥の安田講堂まで黄金色のイチョウ並木が続いています。安田講堂の時計台がイチョウの黄葉のすき間から垣間見えます。


 工学部6号館の前の中庭に、日本の機械工学、造船業の発展に貢献したCharles Dickinson West の像が設置されています。わが国は明治維新後、殖産興業を目指し海外から多くの研究者・技術者を招聘しましたが、Charles Dickinson West はその一人。アイルランド生まれで、英国のバルケンヘッド造船所設計技師長から明治15年に来日。以降25年間、東京帝国大学で船舶用機関学を担当し、海軍や民間の造船技術者を養成。


 Charles Dickinson West の像が設置されている工学部6号館の前の中庭の真ん中にイチョウの大木が生えています。この時季は美しく黄葉し、格好の撮影スポットになっています。


 重要文化財に指定されている朱塗りの東大赤門です。江戸時代、加賀藩が将軍家から姫を正室に迎えた際に建立された建造物。赤門の周りのイチョウの木も黄葉が見頃でした。


 丸の内の和田倉門交差点付近の風景です。東京駅から皇居前までの行幸通りの街路樹にイチョウの木が用いられています。


 この時期、イチョウの黄葉と周りの高層ビル群とが美しくコラボしています。この高層ビルは東京海上日動の建物です。


 和田倉門交差点付近の皇居外苑地区の一角に和田倉門噴水公園があります。オブジェと噴水もすっかり晩秋模様に囲まれていました。


 和田倉門交差点を南北に走る通りが日比谷通りです。この日比谷通り沿いには、ヤナギやイチョウの街路樹が植えられています。


 日比谷通りを北に進むと、お茶の水の聖橋付近に屋根の丸みが特徴的なギリシャ正教会の建物のニコライ堂が建っています。この付近の街路樹もやはりイチョウの木で、ニコライ堂が黄金色に輝いていました。


 四ツ谷駅近くの迎賓館赤坂離宮も晩秋の風情です。迎賓館は明治時代、一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築で、世界各国からの国賓、公賓がこの迎賓館に宿泊します。迎賓館では接遇に支障のない時期に、館内を一般に公開しています。

 …> 季節のスケッチ(28年12月)


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