南房総の春の海辺の風景
久しぶりの房総半島、2日間の行程の南房総ドライブでした。天気は曇り空でしたが、雨も降らず暑くもなくいい小旅行になりました。今回は、桜も終わったので春の海を見ようということで、足の向くまま南房総の灯台や館山城跡などの海辺を巡ってきました。

まず、館山市の城山公園に向かいました。この公園の高台に館山城が建っています。館山城は、かつて戦国時代の武将である房総里見氏が築城し居城としていましたが、後の改易に伴い廃城となり、破却されています。現在建つ天守は近年再建された模擬天守だそうです。



館山城跡の高台へは急な坂道を登っていくことになります。この道沿いが季節の花々で美しく彩られていました。写真上から、ソメイヨシノやツツジ、鬱金桜(うこんざくら)、文目(あやめ)。

城山公園の高台からは館山市街が一望できます。


城山公園の近くに洲埼灯台(すのさきとうだい)が立っています。洲埼灯台は、三浦半島最南端の東端にある剱埼灯台(つるぎざきとうだい)と共に東京湾へ出入りする船舶の目印となっていて、両灯台とを結んだ線が東京湾の境界をなしています。灯台の丘から三浦半島や伊豆半島が眺望できます。


2日目は房総白浜の野島埼灯台(のじまさきとうだい)を回ってきました。2009年11月以来の訪問になりました。野島埼灯台は、房総半島の最南端野島崎に立つ白亜の八角形をした大型灯台です。「日本の灯台50選」に選ばれていて、国の登録有形文化財にも登録されています。

野島埼灯台周辺は、南房総国定公園に指定されていて、雄大な太平洋のパノラマが望めます。朝日と夕陽の両方が見える格好の眺望ポイントです。

灯台入り口付近にトビウオのようなモニュメント(右)が建っています。かつて、源頼朝公、里見義実公がこの地で再起を願ったことから、21世紀に飛翔する願いを込めて作られたそうです。


灯台周りの散策路沿いにいろんな花々を見かけました。写真上は日本各地の海岸に分布するハマエンドウ(浜豌豆;マメ科レンリソウ属)で、紫色の花を付けています。写真下は群生するハマダイコン(浜大根;アブラナ科ダイコン属)です。ハマダイコンは、ダイコンが野生化したもので海岸の砂地に生えます。
今回は、久々に海辺のドライブを楽しんできました。
…> 季節のスケッチ(29年4月 南房総)
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