4月上旬、都心の千鳥ヶ淵、播磨坂などに満開の桜が広がる

サクラの花は古来、日本人の心を魅了して止みません。春の時期に私たちの心を揺さぶる特別の存在です。淡く白くそして優雅なサクラの花が圧倒的なボリュームで木全体を覆い、木の下から見上げると、無数の花びらが天空に溢れんばかりに広がっていきます。美の極致のような景観です。
今年の都心のヨメイヨシノの満開の時期は、曇天だったり小雨模様だったりとあいにくの天気でしたが、それでも満開の桜を求めて大勢の人が街に繰り出し、千鳥ヶ淵、播磨坂などのサクラの名所が大賑わいになっていました。




明日4/8から雨模様になるというので、満開の桜を見ようと昼休みの時間に千鳥ヶ淵まで出かけてきました。
千鳥ヶ淵緑道は、皇居西側の千鳥ヶ淵に沿う全長約700mの遊歩道で、千鳥ヶ淵戦没者墓苑入口から靖国通りまで伸びています。緑道のソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が遊歩道に立ち並び、まるで桜のトンネルの中を歩いているような感じになりますし、遊歩道から見える皇居の堀には多くの観桜のためのボートが繰り出し、向岸の北の丸の土手のサクラの眺めも見事です。
この日は武道館での私立大学の入学式も重なって、九段下の地下鉄の駅から千鳥ヶ淵緑道までずっと歩道が大混雑で、すし詰め状態で大変でした。それでも、さすがに満開になった無数の桜が堀の両岸に立ち並ぶ景観は素晴らしく、日本の美の大迫力に圧倒されました。



週末4/8の午後、午前からの雨が上がってきましたので、さくら祭り開催中の文京区播磨坂の桜並木を回ってきました。播磨坂は環状3号線の一角として整備された約40mの短い区間ですが、ここに約150本もの桜の木が立ち並んでいて、この時期は美しい景観になります。サクラ並木の下は遊歩道になっています。大勢の人がブラブラ歩いたり、座り込んで宴を張ったりして思い思いに楽しんでいました。日曜にはブラスバンドのパレードや地元の高校生による演奏会など、様々なイベントが催されます。


満開のソメイヨシノに交じって、濃いピンク色のハナカイドウや黄金色のチョウセンレンギョウも植えられていてアクセントになっています。
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