梅雨の合間の浜離宮恩賜庭園

今年の関東地方の梅雨入りは6月7日でした。ただ梅雨入り後も雨があまり降らず、梅雨の合間になったこの週末6/10に浜離宮恩賜庭園を訪ねてきました。浜離宮ではこの時季ならではのハナショウブやアジサイの花が美しく庭園に彩を添えていました。この写真は、汐留の高層ビル群を背景にした潮入の池の風景になります。

浜離宮恩賜庭園は潮入の池と二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園で、現在は都立公園として親しまれています。汐留や築地に近くアクセスが便利です。入園料もシニアが150円と安い。

入口付近に「三百年の松」と名付けられた見事な黒松が植えられています。この黒松は、約300年前に6代将軍家宣によって植えられたもので、都内では最大級の大きさとのことです。


周りを高層ビルに囲まれていますが、園内は静寂な緑の世界です。上述の三百年の松のほかにも、潮入の池(海水が入る)、お伝い橋と中島の御茶屋、ボタン園などが見どころになります。

園内では季節の花々が美しく咲いていました。これは菖蒲田のハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)。

日本固有種のガクアジサイ(額紫陽花;アジサイ科アジサイ属)。潮入の池の周りに配置されています。

キンシバイ(金糸梅;オトギリソウ科オトギリソウ属)。鮮やかな黄金色の花の中を覗くと、金糸のような長い雄しべがついています。

人出はあまり多くなかったのですが、海外からの観光客が潮入の池の中のお伝い橋をぞろぞろと渡っていました。

浜離宮は周りを東京湾の海水に囲まれていて、この海水が潮入の池に入ってきます。浜離宮には水上バスの発着場があって、浅草やお台場との水路を楽しむことができます。
この他にもいろんな写真があります。
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