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2017年10月 1日 (日)

秋晴れ下の皇居東御苑、赤い木の実が目立つ


 秋晴れが続いた日曜日(10/1)、都心の皇居東御苑を訪れました。澄み渡った秋空の下、二の丸ゾーン(庭園、雑木林)や本丸ゾーンを回り、心地よい散策を楽しむことができました。苑内ではクコ、ガマズミなど、所々に赤い木の実が目につきました。


 皇居東御苑の深まる秋の風景です。本丸ゾーンの天守台には相変わらず大勢の人が上り下りしていました。


 天守台前に広がる大芝生の風景。背景は丸の内の高層ビル群で、秋晴れの青空ととも全体がうまく調和しています。


 二の丸庭園にはススキの花穂も生えています。後方に丸の内の高層ビルが見えます。


 この日、苑内では赤い木の実、いろんな果実などを見かけました。これはクコ(枸杞;ナス科クコ属)の赤い実。果実酒などに用いられます。平川門から二の丸雑木林へ向かう途中の道沿いで見つけました。


 二の丸雑木林でも多くの木々が赤い実を付けていました。これはミヤマガマズミ(深山莢蒾;レンプクソウ科ガマズミ属 )。北海道〜九州の山地の樹林内や林縁に生えます。


 ゴンズイ(権萃;ミツバウツギ科ゴンズイ属)の赤い袋果が裂けて黒い種が出てきました。


 日当たりのよい原野などによく見られる落葉小高木のクサギ(臭木;シソ科クサギ属)。離れたところからは、樹木の頂上部分に赤い花が咲いているように見えますが、拡大してよく観察すると、赤く見えるのは花のガクで、この中に紺色の種子が付いています。


 クマノミズキ(熊野水木;ミズキ科 ミズキ属)。本州、四国、九州に分布する落葉の高木で、近畿以西に多い。枝先の花序に緑色や黒紫色の実が付きます。


 本丸ゾーンの南端の野草の島にいろんな山野草以外に季節の木々も生えていました。これは小粒の紫色の実を付けるコムラサキ(小紫;クマツヅラ科ムラサキシキブ属)です。


 シロミノコムラサキ(白実の小紫;クマツヅラ科ムラサキシキブ属)。コムラサキのすぐ隣に生えています。白実のものはあまり見かけません。


 本丸ゾーンの段々畑に植えられているチャノキ(茶の木;ツバキ科ツバキ属)に白い花が咲き出していました。

 この他にも苑内のいろんな写真をアップしています。
   …> 季節のスケッチ(29年10月)



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