最強の寒波去り、梅林が少しずつにぎやかに

建国記念日をはさんだ3連休の初日。都心にも積雪をもたらした最強寒波が去り、少し日差しも出てきましたので、小石川植物園を散策してきました。

園内の日本庭園の一角に位置する梅林には数多くの紅梅、白梅の木が植えられています。新年早々からポツポツと咲き始めますが、この頃になると少しずつ増えてきて、賑やかな感じになります。全体として2分~3分咲きといった感じでした。
(この日咲いていたいろんな品種の梅の花)

これは未開紅(みかいこう)の品種名が付いています。

長寿(ちょうじゅ)。

五節の舞(ごせちのまい)。

月の桂(つきのかつら)。これ以外にもいろんな梅の花が咲いていて、梅林一帯ではいい香りが漂っていました。
(梅の花以外の花々)

冬木の多い林間部の一角では、アテツマンサク(阿哲満作;マンサク科マンサク属)が満開になっているのを見つけました。アテツの名は最初に発見された岡山県阿哲地方にちなんで付けられています。

また、クスノキの巨木の下に広がるツバキ区域ではカメリア・ドルピヘラ(ツバキ科、別名は油椿)の花が勢いよく咲いていました。中国、ベトナム原産のツバキで。種子から油が採れ、化粧液などに用いられます。

野の花はまだ数少ないのですが、春の妖精(スプリング・エフェメラル)の仲間のユキワリイチゲ(雪割一華;キンポウゲ科イチリンソウ属)の群生地をのぞいてみると、うれしいことに清楚で可憐な白い花が顔を出し始めていました。これから4月頃にかけて、フクジュソウ、ニリンソウ、カタクリなどの春の妖精たちが次々に咲き出してきます。
これ以外にもいろんな写真がアップされています。
…> 季節のスケッチ(2018年2月)
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