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2018年7月

2018年7月 5日 (木)

色鮮やかに修復された日光東照宮



 7月上旬、日光・鬼怒川地方を旅行してきました。日光では日光東照宮の国宝・陽明門が平成の大修理を終え、色鮮やかに修復されていました。三猿や眠り猫も久しぶりに目の当たりに見学できました。さらに、宿泊地の鬼怒川温泉周辺の龍王峡にも足を伸ばしてきました。


 日光東照宮は東照大権現(徳川家康)を祀る神社です。東照宮の社殿群は1999年12月に世界文化遺産に登録され、国内のみならず海外からも大勢の観光客が訪れます。駐車場から出て両脇に杉の大木が立ち並ぶ参道を進みます。


 筑前藩主の黒田長政が奉納したとされる石鳥居から社殿に入っていきます。この石鳥居は九州の石材が使われています。


 神馬をつなぐ厩の神厩舎には、昔から猿が馬を守るとされていて、長押上に猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。中でも見ざる・言わざる・聞かざるの「三猿」の彫刻が有名です。


 大鳥居の先に修復され鮮やかに輝く国宝の「陽明門」が見えてきます。宮中正門の名をもらったと伝えられ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻が施されている美しい門です。いつまで見ていても見飽きないところから日暮の門ともよばれます。


 陽明門を通り過ぎると、すぐに本殿に通じる「唐門(からもん)」が現れます。やはり国宝で、全体が胡粉で白く塗られ、舜帝朝見の儀など細かい彫刻が施されています。


 唐門から少し離れたところに左甚五郎作と伝えられる国宝の「眠り猫」の彫り物が見られます。猫が牡丹の花に囲まれ日の光(日光)を浴び、うたたねをしています。


 陽明門の天井絵の一つが昇竜(左)です。これを有名な鳴竜と間違え、真下で手をたたく人がいます。本物の「鳴竜」は、本地堂(薬師堂;右)の天井に描かれています。本物といっても、狩野永真筆の竜の絵は昭和36年に焼失し、その後復元されたもの。竜の頭部の下で手を拍くと鈴の音のような反響音が聞こえます。なお、鳴竜の絵は撮影禁止になっています。


 鬼怒川温泉近くの龍王峡も訪ねてきました。川治温泉と鬼怒川温泉の間、約3kmに亘る鬼怒川が流れる渓谷のことをいいます。今から約2200万年前に火山が爆発し、その溶岩が固まったできた岩石を、その後長い年月をかけて鬼怒川の渓流が侵食し、現在の峡谷が造形されました。渓流の両岸に奇岩怪石が連なっている景観が、龍の姿に見えることから、龍王峡と名付けられたといいます。龍王峡の入口から遊歩道に沿って渓谷の斜面を下り鬼怒川の渓流に近づくにつれ、見事な景観が目に飛び込んできます。

 これ以外の写真もアップしています。
   …> 季節のスケッチ(30年7月 日光東照宮)


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2018年7月 4日 (水)

7月上旬、日光の大自然の中に広がる日光植物園の風景



 東京の小石川植物園の分園で 高山植物や寒冷地の植物の研究と教育を主な目的とする日光植物園は、日光東照宮近くの約10万㎡の林地に広がっています。7月上旬に日光植物園を訪れる機会がありましたが、当日は小雨がぱらつく天気模様でしたので、園内を少し回っただけで帰らざるを得なかったのが少々残念でした。


 園内の遊歩道は鬱蒼と緑生い茂る原生林の中を周回しています。大自然の中で高山植物等を観賞するような感じです。


 園内ではいろんな花を見かけました。これはナツツバキ(夏椿;ツバキ科ナツツバキ属)。別名はシャラノキ(娑羅の木)。


 わが国の山地に自生するヒナウチワカエデ(ムクロジ科カエデ属)。少し紅葉が始まっていました。


 ヒマラヤ、中国南西部などを原産とするヒマラヤキンシバイ(ヒマラヤ金糸梅;オトギリソウ科オトギリソウ属)。


 日当たりの良い岩地に生育するイブキジャコウソウ(伊吹麝香草;シソ科イブキジャコウソウ属)。伊吹山に多く自生し、芳香があります。


 本州中部の高山や亜高山の草原に多く自生するカライトソウ(唐糸草;バラ科ワレモコウ属)。シッポのような花穂が下に垂れています。


 亜高山帯、温帯の林床や草原に生育するトリアシショウマ(鳥足升麻;ユキノシタ科チダケサシ属)。北海道、本州の中部地方以北に分布します。


 北海道、本州の中部以北に分布し、深山の湿原などに自生するヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲;アヤメ科アヤメ属)。


 山地や河川敷の日当たりのよい草地に自生するトモエソウ(巴草;オトギリソウ科オトギリソウ属)。


 わが国原産で山地の草原によく見られる多年草シモツケソウ(下野草;バラ科シモツケソウ属)。

 これ以外の園内の写真もアップしています。
   …> 季節のスケッチ(30年7月)


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2018年7月 1日 (日)

ムクゲ、ヤブカンゾウ、ヤマユリなど盛夏の花々



 7月に入ってすぐの日曜日、小石川植物園を散策してきました。この日はかなり暑くなると予想されましたので、開園時間(9時)直後に入園し、急ぎ足で園内を回ってきました。園内の風景も先月と打って変わり、ムクゲ、ヤブカンゾウ、ヤマユリなどの盛夏の花々が咲き出していました。


 ムクゲ(木槿;アオイ科フヨウ属)は夏の季節の代表的な花木です。いろんな色合いの花が随所に咲いています。風雅で落ち着いた雰囲気で夏中咲き続けます。


 ヤブカンゾウ(薮萓草;ススキノキ科ワスレグサ属)。ノカンゾウの仲間で八重咲きの花です。この時季に草むら、樹木の根元、池の周りなど園内の随所で見かけますが、鮮やかな橙色の花がよく目立ちます。


 夏の最も暑い時期に満開となるヤマユリ(山百合;ユリ科ユリ属)。北海道と北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布します。強い香り、赤い斑点など強烈な個性を感じます。


 オニユリの変種で、黄金色のオウゴンオニユリ(ユリ科ユリ属)。花弁は強く反り返り、赤の斑点を生じる。オウゴンオニユリはもともと対馬に自生してましたが、乱獲や獣害により絶滅に近いとのこと。


 多年草キキョウ(桔梗;キキョウ科キキョウ属)の花が咲いていました。キキョウは秋の七草のひとつですが、むしろ盛夏の花といえます。青紫色の上品な和風の美しさを保っています。


 北海道から九州に分布する多年草マツムシソウ(松虫草;スイカズラ科マツムシソウ属)の薄い青紫色の美しい花です。皮膚病に薬効があります。


 ヨーロッパ原産の多年草ハナハッカ(花薄荷;シソ科ハナハッカ属)。花に蝶が集っていました。ミントに似た刺激臭とピリッとした辛味があり、殺菌作用、鎮静作用などがあります。


 山地の林の中などに生える多年草ヤブミョウガ(藪茗荷;ツユクサ科ヤブミョウガ属)。可憐な白い花を園内の草むらの随所に見かけました。葉の形がミョウガに似ています。


 この頃は木々の夏木立も見応えがあります。落葉樹は毎年、新緑から深緑、紅葉、冬木立へと衣替えを繰り返し、この時期は深緑の緑衣をまとっています。これはユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)。園内の巨木ゾーンに大樹が生えています。


 プラタナスと呼ばれることの多いモミジバスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)。スズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種です。


 カツラ(桂;カツラ科カツラ属)。ハート型に似た円形の小さな葉が特徴的です。わが国ではブナ林域などの冷温帯の渓流などに自生します。また、街路樹や公園樹に利用されることが多い。

 これ以外にも、いろんな季節の写真をアップしています。
   …> 季節のスケッチ(30年7月)


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