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2018年11月

2018年11月21日 (水)

11月下旬の小石川植物園、林地は枯葉のじゅうたん


 前回の植物園散策から約10日後(11/21)、11月下旬の園内風景です。温暖な日が多かった10日ですが、それでも確実に季節が進行していました。


 園内の林地の草むらは枯葉のじゅうたんのようになっていました。


 紅葉のサクラ並木はかなり落葉が進んでいます。


 山越@ソメイヨシノです。サクラも晩秋に鮮やかに輝きます。


 園内には数多くの大樹、高木が生えていますが、その迫力ある紅葉・黄葉の景観には圧倒されます。これは巨木ゾーンで褐色に輝くアメリカスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)です。


 中国原産の落葉高木シナユリノキ(支那百合の木;モクレン科ユリノキ属)の黄葉。


 落葉寸前のユリノキ(百合の木;モクレン科)。


 樹形が美しいケヤキ(欅;ニレ科ケヤキ属)の紅葉が進んでいます。


 ミズメ(水目;カバノキ科カバノキ属、別名は梓)の黄葉。ミズメは本州の岩手県以南、四国、九州 に分布します。


 ナンキンハゼ(トウダイクサ科ナンキンハゼ属)の美しい紅葉です。先月、相当な台風被害に遭いましたが、残っている部分が頑張っていて少し安堵しました。


 ラクウショウ(落羽松;ヒノキ科ヌマスギ属)。褐色の紅葉が進んでいます。


 園入口から少し日本庭園の方向に歩いたところにあるメタセコイア林です。黄葉が進んでいます。


 メタセコイア林の右下にグランサムツバキ(ツバキ科ツバキ属)の白い大輪の花が多数咲いていました。


 上記以外にも、11月下旬の小石川植物園のいろんな風景写真をアップしています。
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2018年11月16日 (金)

晩秋の上州(伊香保温泉、榛名山)を周遊

 11月も中旬になると、山地や高原の錦秋模様は終わりを迎え冬支度が進みます。この時期に高地に位置する上州群馬の伊香保温泉や榛名山を車で周遊してきました。最盛期を過ぎていたものの、褐色の木々の間に紅葉・黄葉がまだ少し残っていて、晩秋の上州のたたずまいを楽しんできました。


 群馬の伊香保温泉はわが国有数の温泉地です。関越自動車道の渋川・伊香保ICで降りてから榛名山方向に車でぐんぐん上っていくと、標高約700m付近、榛名山の中腹に位置する伊香保温泉にたどり着きます。


 到着は夕方近くでしたが、急いで温泉の中央部につくられている石段街を散策してきました。石段をはさんで両側に旅館やホテル、みやげ物屋が並んでいます。


 伊香保温泉の湯元は石段街を登り切ったところにあります。この近くの渓流に朱塗りの太鼓橋の河鹿橋が架かっていて、周囲の紅葉の風景と一体化しています。


 温泉から榛名湖へ少し車で登ったところの高根展望台から、伊香保温泉が一望できます。


 伊香保温泉から榛名湖へ「静かな湖畔」のメロディーの音楽が流れる舗装が施されている榛名湖メロディーラインを進むと閑静な榛名湖畔に到着します。


 榛名湖は榛名山の火山噴火に伴って形成されたカルデラ湖で、榛名山山頂の標高1084mに位置する湖です。榛名湖の湖畔に、中央火山丘の榛名富士がそびえています。この榛名富士は溶岩で造られていて、富士山に似た形状をしています。


 周辺の木々は紅葉を終え、褐色の葉が少しだけ残っていました。もうすぐ冬木立になります。


 榛名湖から少し南下したところにパワースポットとして有名な榛名神社があります。榛名山の中腹に境内が広がる榛名神社は、927年に創建されたといわれています。


 神社入口から700mの参道を登っていくと約15分で本殿に着きます。この参道はそれほどきつくなく、年寄りにも手軽な散歩道といった感じです。


 清らかな榛名川の渓流に添って敷設された参道を進んでいくと、空を覆う高木の老杉並木や周囲に連なる巨岩・奇岩などの不思議な大自然の景観に圧倒されます。


 巨岩に挟まれた空間に小さな滝が形成されていて、渓流(榛名川)に注ぎ込んでいます。


 参道の終点は本殿になりますので、ここで参拝します。


 本殿の背後にそびえ立つ御姿岩は今にも崩れ落ちそうな奇岩です。この岩の洞窟の中にご神体が祀られています。


 参道の道すがら七福神の神さまたちが出迎えてくれます。これは寿老人です。


 布袋尊です。大きなお腹はみんなが撫でていくので、その部分だけ変色しています。


 恵比寿天です。大きな魚を腕に抱えています。


 福禄寿です。寿老人と似ていますが、細長い頭が特徴的です。


 弁財天です。元々のヒンドゥー教の女神が日本的変容を遂げ、さらに後に財宝神としての性格が付与されています。今回は七福神の中で大黒天と毘沙門天を見落としてしまいました。次の機会には是非出会いたいと思います

  上記以外にも、いろんな伊香保温泉、榛名山の晩秋風景をアップしています。
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2018年11月11日 (日)

11月中旬の小石川植物園、大樹・巨木の色づきが深まる


 穏やかな小春日和の天気が続く11月中旬、小石川植物園を散策してきました。園内ではユリノキ、アメリカスズカケノキ、イチョウ等の大樹・巨木などの木々の色づきが日増しに深まってきていました。


 黄葉が進むユリノキ(百合の木;モクレン科)の大樹。樹上をよく見ると枝中にチューリップのような花の名残が点々と残っています。


 中国原産の落葉高木シナユリノキ(支那百合の木;モクレン科ユリノキ属)です。北アメリカに分布するユリノキ(百合の木)の近縁種。


 アメリカスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)の大樹を見上げると、大きめの葉が黄色、褐色、緑などのまだら模様になっています。


 黄葉が進んでいるこの大イチョウの巨木。1896年に平瀬作五郎博士がこのイチョウの樹を研究材料として、種子植物にも精子が存在することを発見しました。 これは日本の初期の生物学者による世界的な発見で、生物学史上の偉業とされています。


 ヨーロッパから西アジアを原産とする落葉高木のギンヨウボダイジュ(銀葉菩提樹;アオイ科シナノキ属、別名:シルバーライム)です。 葉の裏が産毛で覆われていて銀色に見えることが名の由来。かつてヨーロッパでは、ギンヨウボダイジュを用いた杖が神秘的な力を宿すということで愛用されていたそうです。


 モミジバフウ(紅葉葉楓;フウ科フウ属)。 モミジバフウは北米から中南米原産の落葉高木でアメリカフウとも呼ばれる。葉の形がモミジに似ています。


 黄葉が進むウダイカンバ(鵜松明樺;カバノキ科カバノキ属)。日本の中部地方以北から北海道、千島列島にかけて生育する落葉広葉樹です。広く住宅建材、家具、楽器などに用いられています。また、ねじれが少なく強度も高く加工しやすいことから、第二次世界大戦末期には航空機のプロペラにも採用されたそうです。


 東南アジアから東アジアの温暖な地域に自生するハゼノキ(櫨の木;ウルシ科ウルシ属)。橙色に美しく紅葉していました。かつて江戸時代には木蝋の採取の目的で盛んに栽培された。


 東アジア固有種の落葉樹のカキノキ(柿の木;カキノキ科カキノキ属)も美しく紅葉していました。もちろん熟した「柿」の果実は秋の味覚として広く愛されています。


 イタリアヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属 、別名:ハコヤナギ、ポプラ)の大樹に密に絡み付いているナツヅタ(ブドウ科ツタ属 )が紅葉してきました。


 園の入口付近に林立するメタセコイア(ヒノキ科メタセコイア属、別名:アケボノスギ)の林の樹下から見上げた眺望です。少しづつ黄葉が進んできました。

 上記以外にも、色づく木の実などのいろんな旬の風景写真をアップしています。
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2018年11月 8日 (木)

四季の植物(小石川植物園の風景)にフォトギャラリ-を追加

 立冬(11/7)を迎え、各地の高原や山地から紅葉の便りがテレビを賑わすようになっていますが、このところ暖かな天気が続き、紅葉が少し長く持続するのではと淡い期待をもっています。

 さて、私が毎月更新する季節を感じさせる風景や植物の写真のサイト「季節のスケッチ」ではいろんなコンテンツを用意しています。この中の「四季の植物」のコンテンツは、四季折々の野趣に富む自然の風景を楽しむことができる小石川植物園の魅力を提供するものですが、このたび「四季の植物」の中に四季折々の美しい小石川植物園の風景のフォトギャラリ-(スライドショー形式)を新たに追加しました。

 フォトギャラリ-(スライドショー)
   〇 サクラの風景 〇 梅林の風景
   〇 春の野の花  
   〇 新年の冬木立 〇 新緑の輝き
   〇 万緑・夏木立 〇 輝く紅葉・黄葉 

 現在上記の7種類のスライドショーを作りましたが、今後順次拡充の予定です。


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2018年11月 2日 (金)

11月に入り、木々の紅葉や色づく木の実など小石川植物園でも秋が進む



 天高く青空が広がる11月に入りました。各地の高地から紅葉の便りが届きますが、東京都心の小石川植物園でも、木々の紅葉や木の実の色づき等少しづつ秋が深まってきました。


 園内の精子発見のイチョウ(右)とウルムス・プロセア(左)の大樹も黄葉が進んできました。


 メタセコイア林の風景です。少し褐色が濃くなってきました。年末から新年にかけて見事な冬木立に変身していきます。


 全体的に木々の紅葉はまだまだですが、あちこち歩き回ると、真赤な紅葉も見かけました。これは北アメリカ原産の落葉高木ヌマミズキ(沼水木;ヌマミズキ科ヌマミズキ属)。


 春にきれいな花を咲かせるハナミズキ(花水木;ミズキ科ミズキ属)。この時期は木の葉が赤く色づき、陽光で透かしてみると美しさが引き立ちます。


 ハゼノキ(ウルシ科ウルシ属)は、かなり紅葉が増えてきました。ハゼノキは、果実からロウを取るの植物で、皮膚がかぶれることもあるので要注意。


 色づいた木の実も見かけました。これはイイギリ(飯桐;ヤナギ科イイギリ属)。緑葉の間からブドウのように房状にたわわに赤い実が垂れ下がっていました。ヒヨドリの大好物です。


 クロガネモチ(黒鉄黐;モチノキ科モチノキ属)の大木にも赤い実が点々と沢山付いていました。関東以西の山野に生える常緑高木で、庭木にも用いられます。


 バラ科カリン属の落葉高木カリン(花梨)。リンゴの大きさの芳香を放つ果実が沢山成っていました。落ちたカリンの実は、持ち帰り自遊ということで園入口の所に置いてありました。


 園芸用のシセントキワガキ(四川常盤柿;カキノキ科カキノキ属)。小さなかわいらしい果実がたわわに付いていました。


 晩秋の風物詩のサザンカの花も園内各所に見かけるようになりました。



 園内のツバキ園を訪れてみると、サザンカの花が咲き出していました。上の白い花には雪山(せつざん)、下の赤い花には千代鶴(ちよづる)、根岸紅(ねぎしこう)の園芸名が付いています。

 詳細は
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