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2018年11月16日 (金)

晩秋の上州(伊香保温泉、榛名山)を周遊

 11月も中旬になると、山地や高原の錦秋模様は終わりを迎え冬支度が進みます。この時期に高地に位置する上州群馬の伊香保温泉や榛名山を車で周遊してきました。最盛期を過ぎていたものの、褐色の木々の間に紅葉・黄葉がまだ少し残っていて、晩秋の上州のたたずまいを楽しんできました。


 群馬の伊香保温泉はわが国有数の温泉地です。関越自動車道の渋川・伊香保ICで降りてから榛名山方向に車でぐんぐん上っていくと、標高約700m付近、榛名山の中腹に位置する伊香保温泉にたどり着きます。


 到着は夕方近くでしたが、急いで温泉の中央部につくられている石段街を散策してきました。石段をはさんで両側に旅館やホテル、みやげ物屋が並んでいます。


 伊香保温泉の湯元は石段街を登り切ったところにあります。この近くの渓流に朱塗りの太鼓橋の河鹿橋が架かっていて、周囲の紅葉の風景と一体化しています。


 温泉から榛名湖へ少し車で登ったところの高根展望台から、伊香保温泉が一望できます。


 伊香保温泉から榛名湖へ「静かな湖畔」のメロディーの音楽が流れる舗装が施されている榛名湖メロディーラインを進むと閑静な榛名湖畔に到着します。


 榛名湖は榛名山の火山噴火に伴って形成されたカルデラ湖で、榛名山山頂の標高1084mに位置する湖です。榛名湖の湖畔に、中央火山丘の榛名富士がそびえています。この榛名富士は溶岩で造られていて、富士山に似た形状をしています。


 周辺の木々は紅葉を終え、褐色の葉が少しだけ残っていました。もうすぐ冬木立になります。


 榛名湖から少し南下したところにパワースポットとして有名な榛名神社があります。榛名山の中腹に境内が広がる榛名神社は、927年に創建されたといわれています。


 神社入口から700mの参道を登っていくと約15分で本殿に着きます。この参道はそれほどきつくなく、年寄りにも手軽な散歩道といった感じです。


 清らかな榛名川の渓流に添って敷設された参道を進んでいくと、空を覆う高木の老杉並木や周囲に連なる巨岩・奇岩などの不思議な大自然の景観に圧倒されます。


 巨岩に挟まれた空間に小さな滝が形成されていて、渓流(榛名川)に注ぎ込んでいます。


 参道の終点は本殿になりますので、ここで参拝します。


 本殿の背後にそびえ立つ御姿岩は今にも崩れ落ちそうな奇岩です。この岩の洞窟の中にご神体が祀られています。


 参道の道すがら七福神の神さまたちが出迎えてくれます。これは寿老人です。


 布袋尊です。大きなお腹はみんなが撫でていくので、その部分だけ変色しています。


 恵比寿天です。大きな魚を腕に抱えています。


 福禄寿です。寿老人と似ていますが、細長い頭が特徴的です。


 弁財天です。元々のヒンドゥー教の女神が日本的変容を遂げ、さらに後に財宝神としての性格が付与されています。今回は七福神の中で大黒天と毘沙門天を見落としてしまいました。次の機会には是非出会いたいと思います

  上記以外にも、いろんな伊香保温泉、榛名山の晩秋風景をアップしています。
   …> 季節のスケッチ(2018年11月 上州)


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