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2019年1月

2019年1月21日 (月)

秩父路長瀞の宝登山に黄金色のロウバイの花咲く



 今年は二十四節気の大寒の頃になっても穏やかな冬晴れの日が続いています。1/21、ロウバイの花を求めて秩父路長瀞町の宝登山までドライブしてきました。宝登山山中のロウバイ園にて秩父連山を遠方に眺めながら黄金色に咲き出した花を楽しみ、その後、長瀞岩畳も回ってきました。


 標高497メートルの宝登山の山頂付近に広大なロウバイ園が広がっています。全体としてまだ咲き始めの状態ですが、部分的には5分咲きの所もありました。


 ロウバイの花の枝先には、秩父のシンボルの武甲山、鋸状の山容をした両神山などの秩父の山々が連なっていて雄大な景観です。


 眼下に長瀞町の町並みや長瀞渓流の岩畳が一望できます。


 広大な園地に約3,000本ものロウバイの木が植えられています。素心、和臘梅、満月の3種類のロウバイの花が青空の下、美しく咲き出していました。


 宝登山の登山道のコースは、主に山道を歩く関東ふれあいの道(高尾山、奥多摩、秩父、上毛三山、筑波山、九十九里浜、房総、三浦半島、丹沢などを結ぶ関東地方1都6県をぐるりと1周する総延長1,799kmの首都圏自然歩道)に含まれています。


 宝登山ロープウエイ駅から下ってすぐの所に建つ宝登山神社(本殿)を参拝してきました。宝登山神社は秩父神社、三峯神社とともに秩父三社を成します。


 宝登山神社の奥宮は宝登山山頂のロウバイ園に隣接する林地に鎮座しています。


 最後に有名な長瀞岩畳(特別天然記念物)にも立ち寄ってきました。宝登山神社から車で5分位の近さです。荒川上流にある全長6キロの長瀞渓谷の中、変成岩帯が地表に露出していて畳を敷き詰めたように見える長瀞岩畳が広がっています。


 この付近の荒川は岩畳で青く淀んだ瀞となっていて、美しい景観を楽しむことができます。また、この地から長瀞ライン下りの船が出ています。

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2019年1月18日 (金)

新春の冬空の下、小石川植物園に梅の花が咲き出す



 年が明け、カラカラに乾燥した冬空が続いています。この日(1/18)も好天の小石川植物園を回ってきました。梅園に近づいてみると白梅や紅梅がポツポツと咲き出していて、かすかに梅の香が漂っていました。また、年末から新年早々に開花した寒桜や蝋梅も、花の数が増え賑やかになってきました。


 ソメイヨシノの桜並木は人出もなく静かなたたずまいでした。春には花見客でにぎわい、秋には美しい黄葉を楽しむことができます。


 年末に開花した古井戸近くのカンザクラ(寒桜)は三分咲きといったところです。台風などの影響で木枝がだいぶ少なくなってしまいました。




 園入口の付近に何株ものロウバイ(蝋梅;ロウバイ科ロウバイ属)の木がまとまって生えています。新年早々開花し、だいぶ賑やかになってきました。迎春花のロウバイの花は蝋細工のような美しいな花で、いい香りがします。上からロウバイ、ソシンロウバイ、ウンナンロウバイとなります。




 園内の日本庭園ゾーンに位置する梅林の風景です。まだパラパラといった感じですが、白梅の長寿、紅梅の扇流しなど、今年も開花が始まりました。


 散策路の所々にひっそりと咲くヤブツバキ(藪椿)を見かけました。この時期、青空に和風の真紅の花がよく似合います。ヤブツバキは日本のツバキの原種で東北以西の暖地に生育します。


 1月上旬(1/8)に紹介していなかったいろんな木々の冬木立をの姿を撮ってきました。これは晩秋に真赤に輝くメグスリノキ(ムクロジ科カエデ属)の冬木立です。


 ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)の冬木立。初夏の満開時には、まるで白い粉雪で覆われているような光景になり、ナンジャモンジャの異名があります。


 これ以外にも、いろんな冬木立などの写真をアップしています。
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2019年1月 8日 (火)

新年の小石川植物園、青空に映える冬木立



 新年早々、小石川植物園を訪れてきました。園内ではスズカケノキ、ユリノキ、メタセコイアなどのいろんな巨木・高木の見事な冬木立がくっきりと青空に映えていました。これから冬木立→新緑→若葉→万緑→夏木立→紅葉の新たな自然の営みの巡りが始動します。また、ロウバイやスイセンなどの新年の花々も咲き出していました。


 園内にはいろいろな落葉樹の巨木、高木が立ち並んでいますが、この頃はすっかり落葉した冬木立の雄姿を見ることができます。冬木立はまるで樹木の素顔のようです。上図はモミジバスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)の見事な冬木立です。この後 新緑夏木立紅葉 と巡っていきます。


 ユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)の冬木立です。木枝を目を凝らして見ると、花の名残(右)が少し残っています。台風で折れた木枝も分かります。新緑初夏の花緑衣紅葉


 精子発見のイチョウの木に隣接するニレ科のウルムス・プロセアの大樹の冬木立。万緑黄葉 と移ろいます。



 園入口から日本庭園の方へ少し進むと、天空めざして伸びるような見事な樹形のメタセコイア林が目に飛び込んできます。見る方向によってさまざまな構図の冬木立の風景になります。上図は正面の写真、下図は真下からの写真になります。新緑万緑夏木立褐色の紅葉 の季節の移り変わりを楽しむことが出来ます。


 花の少ない時期ですが、それでもいろんな新年の花々が咲いていました。これは年明け早々に咲き出す迎春花のロウバイ(ロウバイ科ロウバイ属)です。蝋細工のような綺麗な花を咲かせます。


 野の花々も見かけました。白く清楚な感じのスイセン(水仙;ヒガンバナ科スイセン属)の花。


 草むらのオオキバナカタバミ(大黄花片喰;カタバミ科カタバミ属)の群生地。花がポツポツと咲き出していました。


 日本庭園の池の周辺に映えるマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)。果実の殻がまるでピンク色の花のように見えます。


 正月に似合う赤い木の実が、やはり日本庭園の池の周辺のコトネアスター(バラ科コトネアスター属)の一種の樹木に付いていました。初夏には白い花を咲かせます。


 この他にもいろんな風景写真があります。
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2019年1月 5日 (土)

心に残る美しい山形の風景(セレクション)


 わが故郷の山形県は南東北の日本海側に位置し、県内を縦走する最上川、出羽三山、蔵王連峰などの山々、実りの秋に黄金色に輝く田園地帯等々、風光明媚な豊かな自然に恵まれています。




 すでに、「季節のスケッチ」の風景写真の中から山形関係のものを抽出して、「山形の風景」のコンテンツとして取りまとめていますが、写真の数が多くなって全体を一望するのが難しくなっていました。



 そこで、この度「山形の風景」から心に残る美しい風景を厳選して「山形の風景(セレクション)」と称する Photo Gallery を用意しました。この Photo Gallery はスライドショー形式ですので、最初に起動すればアトは自動的に写真をめくってくれます。お楽しみ下さい。




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2019年1月 1日 (火)

わが家から神々しい初日を拝む



 今年も、わが家のベランダから新年の初日を拝むことが出来ました。元日の東京の日の出時刻は6時51分となっていますが、ここでは7時20分頃に街の地平線から日が昇ってきます。上空に少しかかっていた雲を押し出すような神々しい初日の出でした。


 左側にポツンと立っている建造物は東京スカイツリーになります。武蔵の国(東京)にちなんだ高さ634mの電波塔・観光施設で、約7年前の2012年5月に開業しました。開業1年前に625㎡に達したところで東日本大震災に遭遇しましたが、塔構造体への被害がなく、建設技術水準の高さが示されました。


 南側の小石川植物園の後方に建つマンションから初日の照り返しです。まるで2つ目の太陽のようです。新年のこの時刻にだけ見られる貴重な光景です。


 初日が昇るにつれ、陽光が植物園内に徐々に広がっていきます。今年もまた、植物たちの季節の営みが巡っていきます。→ 四季の植物


 園内のツバキやミカンの木々にも初日の光が差し込んできました。


 昼前の温室のリニューアル工事の様子です。ベランダから確認できます。工事開始後に遺跡が発掘され、その保存のため工事の完成がだいぶ遅れていましたが、この夏頃に完成予定とのこと。


 昼過ぎに初詣です。いつもわが家では近所の名刹傳通院に出かけることにしています。傳通院は徳川家とゆかりが深い寺院で、家康の生母の於大の方や孫娘の千姫の墓所が置かれています。


 傳通院の立派な山門です。かつての元々の山門は第2次世界大戦の戦火で消失しましたが、2012年3月に再建されました。


 初詣のアト、近くの東京大学の本郷キャンパスに立ち寄り、構内を散策してきました。イチョウ並木の奥は安田講堂です。先月はイチョウの黄葉で黄金色に輝いていましたが、来月の大学受験期を控えたこの時期、静かな佇まいでした。


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謹賀新年2019 - 新たなステージへ




 2019年の新年を迎えました。明けましておめでとうございます。今年5月には30年続いた平成の年号が新たな年号へと変わります。本来、年号自体にそれほど意味はないのですが、時代区分として歴史を振り返るときには便利です。

 30年にわたる平成の時代はわが国の社会経済にとって多くの試練がありましたが、みんなで力を合わせて、それらをうまく乗り越えてきたと言えます。

 まず、平成年間は経済のバブル絶頂期から始まりました。平成元年(1998年)の年末日経平均株価が何と38,915円という夢のような金額でした。その後、バブルが崩壊し、平成最初の10年間は「失われた10年」といわれるように経済停滞が続きました。

 続く10年間は「聖域なき構造改革」などで静かな景気回復(いざなみ景気)が進みましたが、平成20年(2008年)に米国発のリーマンショックによって世界同時不況が起き、その後の超円高局面へと移っていきます。

 そして最後の10年ですが、前半は平成23年(2011年)に東日本大震災・原発事故が起こり、政治的混迷も相まってわが国全体に沈滞感が広がりましたが、後半になって政治の安定化が進み、わが国経済もデフレ経済脱却を目指し、経済再生の動きが顕著になってきています。

 このように、わが国経済の基調は堅実な歩みを進めていますが、外に目を向けると、自国第一主義の米国、新たな覇権国家をめざす中国、移民問題や離脱問題で揺れるEUなど、厳しい国際政治の現実が存在します。平成の時代を終え、新たな時代が始まるわけですが、みんなで叡知を結集してわが国社会の長期的な平和と繁栄を目指した適切なわが国の運営がなされていくことを切望します。

 プライベートの面でも新たなステージに入りました。昨年、奇しくも平成の終わりと共に長年の仕事生活に終止符を打つことになり、最近では野山に遊ぶ悠々団塊人の日々を過ごしています。そして、8人の孫たちに囲まれ幸福感に浸りつつ、将来彼らが大人になった時にも平和で豊かな社会が持続していることを強く念じています。


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