« 文京区さくらまつりが開かれる播磨坂 | トップページ | サクラ満開の後はしっとりと美しく彩られた新緑の世界 »

2019年4月 2日 (火)

4月に入り青空の下の小石川植物園はサクラ満開



 4/2の小石川植物園は休園明けです。天気も良く桜満開とあって午前中から多くの入園者で賑わっていました。園内では桜並木のソメイヨシノを始め、オオシマザクラ、ヤマザクラ、サトザクラなど様々な桜が満開になって咲き誇っていました。さらにいろんな花々、鮮やかな新緑など美しい春の季節の到来です。


 春の桜といえばソメイヨシノが話題になります。植物園の桜並木に立ち並ぶサクラの木もソメイヨシノです。


 ソメイヨシノは圧倒的なボリュームの優雅な桜色の花が木全体を覆い、春の青空の中に美しく広がっていきます。まさにソメイヨシノは桜の中で王者の風格を有しています。


 園内では桜並木を始め、散歩道の所々で満開のソメイヨシノを楽しむことができます。


 ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンとの交雑種です。江戸時代の染井村(現在の豊島区駒込付近)の植木屋さんが作り出したもので、これが全国に広まったと言われています。


 ソメイヨシノから多くの品種が生まれています。これは帝吉野(みかどよしの)です。


 天城吉野(あまぎよしの)。先月四国で多く見かけた陽春桜@サトザクラはこの天城桜と寒緋桜の交配から生まれた園芸種です。


 三島桜(みしまざくら)。


 山越(やまこし)。これらのソメイヨシノの品種は研究過程や実生から作られたといわれています。


 日本の桜の野生種の一つのヤマザクラ(山桜)。赤みがかった若葉とともに開花します。


 オオヤマザクラ(大山桜)。野生種の桜でヤマザクラに比べて花や葉が大きい。


 野生種のサクラの一種で、伊豆大島などに多く自生するオオシマザクラ(大島桜)。


 紫桜(ムラサキザクラ)@サトザクラ。薄い赤紫の桜の花です。


 ベニシダレ。エドヒガンの枝垂れ品種です。何年前に植えられたばかりですが、順調に生育しているようです。後方の建設中の白い建物は今秋にオープン予定の大温室です。今、急ピッチで工事が進んでいます。

 園内では、サクラのほかにもいろんな花々、鮮やかな新緑などで美しい春の景観が広がっていました。多くの写真をアップしています。
    …> 季節のスケッチ(2019年4月)



|

« 文京区さくらまつりが開かれる播磨坂 | トップページ | サクラ満開の後はしっとりと美しく彩られた新緑の世界 »

季節・風景・植物」カテゴリの記事

小石川植物園」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 文京区さくらまつりが開かれる播磨坂 | トップページ | サクラ満開の後はしっとりと美しく彩られた新緑の世界 »