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2019年6月13日 (木)

梅雨時の風景(小石川植物園、白山神社)


 今年の東京は6月7日に梅雨入りしました。梅雨空にはアジサイの花がよく似合います。文京区あじさい祭りが開かれている近所の白山神社を訪れてきました。やや狭い境内ですが約3,000株の色とりどりのアジサイの花が咲き出していました。また、緑が日ごとに深まる小石川植物園も回ってきました。

(白山神社のあじさい祭り)

 文京区あじさい祭りは、毎年6月にここ白山神社で開催されます。この白山神社はもともと小石川植物園内にありましたが、徳川時代に綱吉の屋敷造営のため現在地に移っています。白山神社の境内から隣接する白山公園にかけて、約3,000株のアジサイの花がこの時期に咲き出します。


 これは中国辛亥革命の父と言われる孫文の碑の台座のところにつくられた「あじさい富士」です。




 アジサイ(紫陽花)は梅雨時の風物詩です。色とりどりのアジサイの花が梅雨空にしっとりと調和して咲いています。写真上から西洋アジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイの花々です。

(6月中旬の小石川植物園)

 6月中旬の小石川植物園の風景です。園内の緑は日々深まってきています。万緑におおわれた日本庭園に小さな子どもたちが集っていました。



 植物園内でもアジサイ(紫陽花;アジサイ科アジサイ属)の花が元気に咲いていました。上は日本固有種のガクアジサイ(額紫陽花)、下は花穂が手毬のように大きい西洋アジサイです。園内にはアジサイのほかにも季節の花々を各所で見かけました。


 純白のクチナシ(梔子;アカネ科クチナシ属)の花。花に顔を近づけると、芳香を放っています。


 ビョウヤナギ(未央柳;オトギリソウ科オトギリソウ属)の黄金色の花。雄しべの花糸が多数に 分かれ、金糸のように光り輝いています。


 ノカンゾウ(野萓草;ススキノキ科ワスレグサ 属)。草むらの中で鮮やかなオレンジ色の花が咲き出していました。


 カワラサイコ(河原柴胡;バラ科キジムシロ属)の小さな黄色の花。日当たりのいい河原や海岸の砂地などに生える多年草です。


 ホソバノキリンソウ(細葉の麒麟草;ベンケイソウ科マンネングサ属)。山地の草原や林内に生える多年草で細い葉が特徴。

  植物園内は緑が広がり万緑の世界になっています。6/1の万緑の木々の風景を補充してきました。

 これはイタヤカエデ(板屋楓;ムクロジ科カエデ属)。各地の山地に生える秋を彩る落葉高木。建材、スキー用材などに利用される。


 ムクノキ(椋木;アサ科ムクノキ属)。日本、朝鮮、台湾、中国に分布する落葉高木。


 岩手県・山形県以南の各地に広く分布する落葉樹のクヌギ(ブナ科コナラ属)の万緑の様子です。


 関東地方から四国・九州の山地に自生するアベマキ(棈;ブナ科コナラ属)。用途は薪炭材、シイタケの原木など。


 ウダイカンバ(鵜松明樺;カバノキ科カバノキ属)。日本の中部地方以北から北海道、千島列島にかけて生育する落葉広葉樹です。広く住宅建材、家具、楽器などに用いられています。


 ウルムス・グラブラ(Ulmus Glabra;ニレ科)。アイルランドからウラル山脈に至るヨーロッパに広範囲に分布する落葉高木。


 チシャノキ(萵苣の木;ムラサキ科チシャノキ属)。本州中国地方から沖縄の川沿いの林内などに生える落葉高木。若葉の味がチシャ(レタス)に似ていることから和名が由来。


 これ以外にも、いろんな万緑の風景写真をアップしています。
     …> 季節のスケッチ(2019年6月)


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