梅雨明けの7月末、炎天下の浜松城、浜松東照宮を訪れる
今年は梅雨が長引いたので誰もが夏空が待ち遠しいと言っていましたが、いざ梅雨が明けた途端に当然のことながら猛暑が到来。たまらない暑さで、早くも秋の涼風が待ち望まれます。さて、梅雨が明けた7月末(7/29)用事があって夫婦連れで浜松に行ってきました。そして、汗だくになりながらも炎天下の浜松城や浜松東照宮を回ってきました。

JR浜松駅からタクシーで10分ほどで浜松城公園に着きます。すると、石垣で積み上がった本丸ゾーンにそびえ立つ浜松城の天守閣が目に入ってきます。現在の天守閣は昭和33年に野面積みの旧天守台の上に再建されたもので、浜松市の史跡に指定されています。

徳川家康は1570年、三方原台地の引間城(浜松城の前身)に入城して武田信玄軍との戦いに備えたが、三方ヶ原の合戦で信玄に大敗。このとき憔悴した自分の絵を描かせ、生涯の戒めとしたという話は有名です。その後、家康は浜松城に大改築して出世街道を歩んでいきます。さらに、家康の後の城主たちが続々と幕府の要職に付くなど活躍しているので、浜松城は「出世城」と呼ばれるようになりました。

浜松城の二の丸ゾーンには若き日の徳川家康像が建立されています。

浜松市の市役所の市庁舎は浜松城に隣接しています。炎天下で浜松城を回った後は市庁舎に入って一休み。冷房が効いていたので助かりました。

浜松城から少し離れた丘の上(引間城跡)に家康を祭神とする浜松元城町東照宮が明治19年に建立されています。引間城は家康が浜松に入ってから浜松城を現在の位置に築くまでの間、活動していた場所です。また、少年時代の豊臣秀吉も出仕していました。このため、現在では二人の武将を天下人へと導いた「出世神社」と呼ばれ、多くの参拝者が訪れています。

最強のパワースポットとして有名な浜松元城町東照宮の境内には、二人の出世人の像すなわち軍配を上げる家康と少年時代の秀吉の像が建っています。この二人の像の間に立って、スリーショットの写真を撮ることができるようになっています。

なお、この神社には社務所のようなものがなく、お札やお守りなどを求めることができません。この「質素さ」は驚きです。
詳しくは
…> 季節のスケッチ(2019年7月 浜松)
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