11月中旬の皇居東御苑、二の丸庭園や雑木林を散策

秋晴れが続く11月中旬の週末 (11/17)、皇居東御苑を散策してきました。即位礼関係儀式が先日の大嘗祭で一応終了したわけですが、その関連でこの日は東御苑の本丸ゾーンが立ち入り禁止となっていたため、二の丸庭園や雑木林を中心に回ってきました。

皇居東御苑への出入り門は大手門、平川門及び北桔橋門の3つです。この日は皇居の都合で北桔橋門は退出のみとなっていました。大手門では大勢の外国人観光客を見かけました。

東御苑に入って大手門から平川門に通じる道沿いに立派な石垣が築かれています。

この石垣を汐見坂などから上っていくと天守台などがある本丸ゾーンにたどり着きますが、この日は即位礼関係行事のため立ち入りが禁止になっていました。

道の途中で、真赤なクコ(枸杞;ナス科クコ属)の実を見つけました。クコは薬効が高く、クコ茶やクコ酒等に用いられます。

二の丸ゾーンの中央部に二の丸庭園が配置されています。庭園の池の周りにケヤキの高木が生えていて、二の丸雑木林の方からケヤキを眺めると、ちょうど丸の内の高層ビル群が背景になります。

ツワブキ(石蕗;キク科ツワブキ属)の鮮やかな黄色の花が庭園の小さな滝の辺で群生していました。

二の丸庭園の一角にたたずむ諏訪の茶屋。いくつもの懸崖菊が展示されています。

庭園の池の周りのサルスベリ(ミソハギ科サルスベリ属)が見事に紅葉していました。

以下、二の丸雑木林近辺の風景です。ケヤキの高木の近くで紅葉している樹木を見つけました。

近づいてみたら、ヤマボウシ(山法師;ミズキ科ミズキ属)でした。同属のハナミズキ(花水木)と葉の紋様が似ています。

落葉低木のゴンズイ(ミツバウツギ科ゴンズイ属)の赤い袋果です。やがて黒い種が出てきます。

ガマズミ(莢蒾;レンプクソウ科ガマズミ属)の紅葉。よく見ると赤黒い実が付いています。

繊細な感じのシラヤマギク(白山菊;キク科シオン属、別名:ムコナ)。山地や丘陵などに見られる。

大手門近くのジュウガツザクラ(十月桜)が白い花を付けていました。繊細な感じで、うっかり見過ごしてしまいます。
詳しくは
…> 季節のスケッチ(2019年11月 皇居東御苑)
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