冬木立が立ち並ぶ小石川植物園
晴れた冬空下の小石川植物園を回り、新年の冬木立が立ち並ぶ風景を楽しんできました。この時期は木々が落葉し視界が広がり、園内が明るい雰囲気になります。そして、陽光が林床の隅々まで届くようになり、スプリング・エフェメラルの開花も間近です。

植物園の奥の方の日本庭園の風景です。庭園の旧東京医学校本館(国の重要文化財に指定)の赤い建物が手前の池に映えています。植物園は都心の中のオアシスになっています。

メタセコイア林近くの小さな池の冬の風景です。池の周りにはシダレヤナギ、ラクウショウなどの木々が生育していて、シルエットが水面に色鮮やかに映し出されます。

ソメイヨシノの桜並木もスッキリした冬木立になっています。やがて、サクラの頃に賑わいます。

スギの先祖のメタセコイア(ヒノキ科メタセコイア属、別名アケボノスギ)。凛として天に伸びるような見事な樹形が目を引きます。全国各地の公園、並木道、校庭などに使用されています。

トチノキ(栃の木;トチノキ科トチノキ属)。落葉性の高木。日本では東日本を中心に分布し、特に東北地方に多く見られる。

トチュウ(杜仲;トチュウ科トチュウ属)。中国原産の落葉高木。葉はニレやケヤキに似た楕円形をしている。樹皮は漢方薬の原料として使われます。

リュウキュウマメガキ(琉球豆柿;カキノキ科カキノキ属)。関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄に分布する落葉高木。実は苦く食用には適さない。

ケヤキ(欅;ニレ科ケヤキ属)。東アジアの一部や日本に分布する落葉高木。箒を逆さにしたような樹形が美しく、街路樹や庭木などとしてよく用いられる。

梅林の様子を見てきたのですが、いくら暖冬でも梅の花はこれからのようです。これから3月にかけて次々と咲き始め、梅の香とともに楽しむことができます。
詳しくは
…> 季節のスケッチ(2020年1月)
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